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彼女の母親は挨拶回りをするとかで俺とは別行動。ごゆっくりと言われても、こんなとこじゃ落ち着かねェな...









会場にはきらびやかな服装をした奴等がたくさんいて。その中でも一際目を引くのが__









「...やはり間宮家のご令嬢は綺麗だな、ぜひうちの息子の嫁にほしいくらいだ」









「いや、彼女はうちでもらう。息子もたいそう彼女を気に入っていてな、」









...などと周りのおっさんたちが話していて。彼女は華やかな衣装を身にまとい、誰の目から見ても綺麗だ









「(..つか、もう既に俺の嫁だけどな。)」









そんなことを思いながら、近くのテーブルに用意されていたワインを取り口に運ぶ









彼女もどうやら挨拶回りをしているみたいで。あえて声はかけず、遠目で彼女を見ていると









「あの..すいません、今お暇ですか?」









見知らぬ女に声をかけられたかと思うと、次々と女が寄ってきて。









「よかったら少し私とお話でも..!」









「カッコいいですね!モデルさんとかやってるんですか?」









「連絡先交換しましょうよ!」









「(なんだコイツら..めんどくせェ、)」









女を相手にせずにかわしていると、彼女もまた俺と同じでめんどくさそうな奴に絡まれていて









「いや、あの私お酒はちょっと..年齢的に...」









「なんだその態度は?俺のついだ酒が飲めんのか、!?」









彼女に酒を勧めるおっさんは、彼女が断るとキレだして。そして野郎は持っていた酒を彼女に向けて__









「___十四郎さん、...!?」









俺は彼女を庇うようにして彼女の前に立ち、気づけば野郎がかぶせた酒のせいで服はびしょびしょだ。彼女に手を出そうとした野郎を睨むとひるんだのか俺から目線を反らす









..本当は何か言ってやりたいところだが、この場でもめ事を起こす訳にもいかない









「...大丈夫か?」









彼女にそう声をかけると彼女は小さく頷き新しい着替えを用意すると言って、一旦彼女とその場を離れた

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aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
- もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シオン | 作成日時:2019年6月8日 22時

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