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土方side
「デートって...近藤さん、俺はもうんな事する歳じゃねェだろ。アンタだって__」
「そうか?俺だったらするぞ、お妙さんとデート。..トシは気が進まないかもしれんが、相手は16歳だろ?そういうお年頃じゃねーか、」
「まァ...それもそうだな、...分かった。有り難く休暇もらう、」
チャイナ娘の言ってた通り、俺はアイツに寂しい思いをさせていたかもしれない。離婚したいだなんだの言っても、現時点では俺の妻だ。俺はアイツを護る義務がある..一緒にいる義務がある
それに、いずれアイツとは一緒にはならない..俺の気持ちが変わらない限り。だからせめて、夫である今はそれなりのことをするべきなのかもしれない
俺は家に帰宅し、すぐさまアイツに
「...お前、次の日の休み空いてるか?」
「はい、空いてますけど..?」
「その..アレだ、どっか出掛けねェか。休みはいったからよ、」
「本当ですか..!?けど、せっかくの休日を私に使っていいんですか..?別に、私の事は気になさらなくても...」
彼女は一瞬明るい顔を見せたが、その後に不安そうな顔をして俺にそう聞く。謙虚な奴だな、コイツ..
「かまわねェよ、..つー事だからその日にちゃんと準備しとけよ」
「はい..!楽しみにしてます」
そういって微笑む彼女はいつもよりも綺麗に思えた
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aoo - 面白かったです。私も小説投稿してるから参考にしよーっと。完結お疲れ様でした。 (2020年3月1日 14時) (レス) id: f91ea9aee4 (このIDを非表示/違反報告)
巴 - もどかしいと言うかストイックと言うか、そんな所が土方さんらしいですね。 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5637175f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シオン | 作成日時:2019年6月8日 22時