102***BTS ページ5
SUGAに連れて行ってもらった先にはジミンとJ-HOPEの部屋とは違う、家具で仕切りされている部屋だった。
対照的な白と黒の部屋。
「ユンギソンベの部屋はあっち?」
Aが黒い家具で統一された方を示した。
YG「そ。お前奥行け」
「うん」
ベッドの壁側に行くように言われて先にベッドに上がるA。
「ごめんねソンベ。誰かと寝るの苦手でしょ?」
自分に布団をかけつつベッドに入るSUGAを見上げてAが言った。
YG「昔はここよりずっと狭い宿舎で顔付き合わせて寝てたから平気」
「そうなんだ」
Aがくすっと笑った。
YG「お前こそ誰かと寝るの苦手そうだけどなんで俺?」
SUGAが問いかける。
「ユンギソンベは静かだから」
SUGAがふっと笑う。
YG「テヒョンはテンション上がるとやたらうるさいからな。お前の事可愛がり過ぎててうざいんだろ」
体の右側を下に横を向いたSUGAはAに背中を向ける姿勢になった。
「うざいのもあるけど・・・ああいう風にされるとどうしたらいいのかわかんない」
一人っ子であまり両親に構われた事がないAは猫かわいがりするVにどう対応していいのかわからず塩対応になっている様だった。
YG「親父さんはお前の事テヒョンみたいに可愛がらなかったのか?」
亡くなった父親に心酔している様子が見て取れるのはてっきり猫かわいがりされていたからだったと思っていたSUGAは違和感を覚えた。
「・・・・・あれ・・・?・・・どうだったかな・・」
Aは思い出そうとするがなぜか何も思い浮かばず自分でも不思議に感じて考え込んだ。
YG「A?」
SK「あぁ、なんだAユンギと一緒に寝るのか」
JINが戻ってきてSUGAの部屋を覗いて声を掛けて来た。
YG「こいつが俺と一緒に寝たいって」
SK「テヒョンが一緒に寝ようとか言い出したせいだろwごめんなA。あいつお前の事可愛くて仕方ないみたいで」
JINがくすくす笑いながら言った。
「可愛がってくれるのはいいんだけど度が過ぎるのなんとかしてよジンソンベ」
SUGAの背中からJINを見て不貞腐れた声を上げるA。
SK「それは俺じゃ無理wゆっくり寝ろよ。二人ともおやすみ」
YG「おやすみヒョン」
「おやすみなさいソンベ」
部屋の明かりが消えた。
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作者名:〜NAE〜 | 作成日時:2018年4月8日 17時