そらみて、そらる (ページ2)

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＿＿＿なんて、そんな日々はもうとっくに無いのだ。

次の日、Aから別れを告げられた。

俺は理由を聞くのに必死だった。

「ねぇ、A＿＿」

『…どいて下さい』

「ホントになんかした？嫌いになったの？」

『ウザイよ、ねぇ』

時には強引に聞き出そうともした。

「言うまで離さない…って言ったら？」

『本気で困った顔したら逃がしてくれるでしょ』

って……。

「なぁ、まふ〜。どうしたらいい？」

「知りませんよ。てか、僕からしたら嬉しい事なんですけど」

女子みたいな可愛らしい声をしているのは、親友のまふまふこと相川真冬。

その高音ボイスを活かして歌い手としても活動しているらしい。

そういや、Aは歌い手好きだったな…。

「Aが毎週月水金と行くカフェでバイト始めたけど、全然来なくなったし、

電車の時間も変えられて、

携帯の番号とかまで変えられてたんだよ！？

流石に酷いよね」

相「酷いのは貴方です。

ほんとにそれ、相手がAちゃんじゃなかったら訴えられてますよ？」

「Aだからストーカーなるんじゃん」

相「ストーカーの自覚、あったんですね」

「ま、まあ…？」←