荒れ地に生きる女 ページ6
次の日。
登校していると、縁下くんに出会った。
私は来るのが早いはず、対して縁下くんが教室に入ってくるのはいつもチャイムギリギリだ。縁下くんはあくびをしながら「おはよ」と述べる。
「早いね」
「和澄もね。俺はいつも朝練でこの時間だから…つい癖で。」
「朝練か…バレー部大変だね。」
「和澄は帰宅部だっけ、」
「うん、そう。」
二日で随分話せるようになったものだ。
我ながらすごい快挙で、自分を褒め倒したくなる。誰も居ない家、友達のいなかった教室。そんな荒れ地でよく生き延びたものだ和澄A。
そんな風に褒めつつ縁下くんと会話して進む。こんな楽しい通学路は、はじめてである。
それにしてもバレー部大変だなぁ…随分くせ者ばかりみたいだし、
…そんなバレー部と後日割りとしっかり絡むことになるとは知るよしもなかったのだけれど。
101人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜餅(プロフ) - 素敵な作品でした、縁下くん罪な男ですね。 (2021年4月5日 17時) (レス) id: 7911da50c3 (このIDを非表示/違反報告)
朱音 - 縁の下くん私も好きです!更新頑張ってください! (2019年11月9日 16時) (レス) id: 3635743cb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:コンタクトるり江 | 作成日時:2019年10月28日 21時