160: ページ11
信じられない
そうかもしれないという曖昧な現実により
頭の中がグチャグチャだ
「Aっ!」
『・・ッ!』
グンっと鶴見に腕を引っ張られる
元居た場所を見るとポッカリと穴が開いている
ペタンッと座り込めば
呪霊は声をあげる
【ウ゛ゥ・・ア゛ァ゛】
私を見ながら泣く呪霊
まるで1人にしないでと訴えかけているようで・・・
目を逸らすことができない
『ハァ____ハァ___』
呼吸が上がっていくのが分かる
上手く、息が吸えない
【 タ、 スケ・・テ 】
『ア、アアアアアア!!!!!』
例え呪いであろうと
自分の身内が産んだ子供を
私は 殺せない
助けを求めている子供を
私は
私は
できない
我を忘れ声が擦り切れるまで叫び続けていると
バシンッ
と頬に強い衝撃が走る
『・・・へ?』
情けない声だが突然のことに声が出ない
「落ち着きなさい」
頬を叩いたのは鶴見だった
113人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミンミンゼミ(プロフ) - 山猫さん» コメントありがとうございます。体調は徐々に良くなってきましたがワクチンやらなにやら打つためまた悪くなりそうです・・・(笑) 面白いと言ってくれてとても嬉しいです(^▽^)これからも更新していきますのでよろしくお願いしますm(_ _"m) (2021年7月30日 17時) (レス) id: d4b6eee348 (このIDを非表示/違反報告)
山猫(プロフ) - とても面白いです、ゆっくりで良いので体調に気をつけながら書いてください。更新楽しみにしてます! (2021年7月26日 22時) (レス) id: 182d2e66db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミンミンゼミ | 作成日時:2021年4月22日 8時