*猫侍様リクエスト(horror) ページ14
スノーフルも少しずつ昔のような活気を取り戻しつつある。あの日を境に幸せそうに笑うモンスター殆どいなくなったが、今では皆が穏やかな笑顔で他のモンスターと話している。そしてある人物が来るとモンスター達は更に雰囲気を和らげるのだ。そんなモンスター達の中心にいるのはAと言う人間。Aは地上から落ちてきた人間の子どもで、落ちてきたのはつい最近だったがAは子どもとは思えない程の話術であっという間に人間を敵視するモンスター達と仲良くなっていった。
「よぉA、元気そうだな」
「sans!皆が楽しそうだから私も影響されて元気になるの!」
「そうだな、皆とても楽しそうに過ごしてるぜ、お前のおかげだ」
「違うよ!皆元から元気だったの!それを引き出しただけだよ!」
それが凄いんだよ。と言う言葉は胸の内にしまった。きっと似たようなことの繰り返しになるからだ。
「それよりお前どうして上着を着てないんだ?」
「寒そうにしてた子がいたんだ」
「それは良いことをしたな、だがお前が寒そうだぜ?」
「そんなことないよ!皆の熱気で暖まるから!」
スノーフルは此処に住んでいるモンスターでさえ寒くなる事がある。Aの出会った寒がっていたと言うモンスターもきっとそうに違いない。寒さで震えているにも関わらず、寒くないと言い張る強がりだけは誰に似たのだろうか。sansはやれやれと首を横に振り、自身の着ていた上着をAに被せた。
「それで少しはマシになるだろうが…冷えきってるな、ちょっと来い」
sansがAの手を繋ぐと周りの風景は辺り一面の雪景色から暖かみのある木製の家へと変わる。
「待ってろよ、温かい飲み物持ってくる」
Aの頭を軽くぽんぽんとするとsansはキッチンへと向かう。何かを手伝おうにもそこまで大掛かりなものでもない。何もすることのないAは大人しくソファーに座り、待っていることにした。
「ボーンとするくらいなら俺と暖かい一時でも過ごそうぜ?」
突然頬に熱い何かが当たり思わず体がビクッとする。そんなAの反応を面白そうに笑っているsansが暖かいお茶をテーブルに置いた。
「俺はな、此処に落ちてきたのがお前で良かったって思ってるんだ」
お茶を飲もうとコップに手をかけると、突然sansはそう言ってきた。
「お前に会えてから幸せなんだ」
ありがとう。sansに笑顔でそう言われて貴方は頑張って良かったと思った。今度は地上に出してあげよう。
*貴方は決意を抱いた
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enmkssptoad114(プロフ) - たまに狂うG√行けないプレイヤーさん» リクエストありがとうございます!そして遅くなってしまって申し訳ないです、あんな感じになってしまいましたが物足りないと感じられたらもう一ページ増やそうかと思います、お待たせしてしまって申し訳ないです (2019年4月7日 17時) (レス) id: ca3c8adc3d (このIDを非表示/違反報告)
enmkssptoad114(プロフ) - 塩分さん» 返信が遅くなってしまって申し訳ないです、リクエストありがとうございます!ネタは思い浮かんだので数日以内には出せるかと思います、本当に遅くなってしまって申し訳ございません (2019年4月7日 17時) (レス) id: ca3c8adc3d (このIDを非表示/違反報告)
たまに狂うG√行けないプレイヤー - リクエストです!夢主ちゃんが足しびれて光au達がどうするのか見たいです! (2019年1月31日 13時) (レス) id: 7baff73ad2 (このIDを非表示/違反報告)
塩分 - リクエストで闇 au の誰かがソウルレスになった のが見たいです!! (2019年1月2日 17時) (レス) id: fb66892a45 (このIDを非表示/違反報告)
enmkssptoad114(プロフ) - アキサさん» 返信がかなり遅れてしまって申し訳ないです…dust君良いですよね!私は一番好きです!いえいえ、私の所では暴れてくださっても構いませんよ!私も闇AU好きです!アキサ様初めてのコメントありがとうございました! (2018年10月24日 13時) (レス) id: 125e861b1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:YO!LO! | 作成日時:2018年3月30日 9時