秋 ページ5
そんなことを思いながら彼らを見ていると、秋山君が振り返った。
「あのさ・・・!」
「な、何ですか・・?」
唐突に話しかけられたせいか、おかしな反応をしてしまった。
「えっと、今?って感じかもだけど・・・。
部活とか関係なしに・・・分かんないこととかあるだろうし、何でも聞いていいから!
隣のクラスだし、会うことも多いだろうし・・・見かけたら話しかけてくれると嬉しいな!」
「えっと・・・?」
「ようするに、隼人が言いたいのは『これから仲良くしような』ってことだよ。
悪いなー、こいつテンパると何いいたいのか自分でもわかんないだよ(笑」
・・・仲良く、か。
「えっと、よろしくね、渡瀬さん!!」
あわてているけどその笑顔はまっすぐ心に届いたみたいで。
何でか分からないけれど、私まで笑顔になった。
「うん、こちらこそよろしくね。隼人、くん。」
そういうと彼は「あ、う、うんっ!」と再び赤面してあわてだす。
春名君も隼人君も、いい人だ。
春の色が残る空を再び見上げた。
秋になったらまた違う美しさで空は色づくのだろう。
まだ、春だというのに秋の気配を感じたような気がした。
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絢 - 結構、更新できました!(テスト期間だけど) (2018年2月15日 16時) (レス) id: c5be074fde (このIDを非表示/違反報告)
恵 - ありがとうございます…! (2018年2月13日 21時) (レス) id: 5d8b999ccb (このIDを非表示/違反報告)
絢 - 恵さん» ありがとうございます〜今回は春名を前面に、かな・・・? (2018年2月13日 17時) (レス) id: c5be074fde (このIDを非表示/違反報告)
恵 - こんにちは!めっちゃ面白かった!!春名がやばいですまじで。隼人Pなんだけど、やっぱりハイジョはみんな神っす! (2018年2月11日 15時) (レス) id: 5d8b999ccb (このIDを非表示/違反報告)
絢 - 復活しました!これから、たまっていた分をどんどん更新していきます! (2018年1月31日 19時) (レス) id: c5be074fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絢(アヤ) | 作成日時:2017年12月11日 18時