夏の話 ページ23
まあ、なんていうんだろうか。
アイドルになったとは言え、彼らはまだ学生だ。そんな急に生活リズムを変えられても困る。
その辺の配慮なのか、この前結論を出してからもそんなに今までと変わらない日々を送っている。
放課後や休日にちょっとしたレッスンはあるみたいだけど。
今日は、特に何もないから部活をする、との連絡があった(今後困るのでラインのグループに
入れてもらってたり)ので、今は部室に向かっている。
部室を覗いてみると、少し早かったのか電気はまだついていなかった。
「誰も来てないのかな・・・。」
外で待っていても仕方ないと、とりあえず扉を開けた・・・
「って、うわぁっ・・・！！びっくりした・・・。」
誰もいないと思っていたら、いたらしい。心の準備もなしに、扉を開いたらこの美少年だ。
私の人生の中でも割と衝撃的な出来事のほうに入る。
「夏来くん・・・居るなら、電気くらいつけたらいいのに・・・。」
「・・・今来たところ、だから・・・つけるの忘れてた・・・。」
入ってすぐに電気をつけないあたり、どうなのかとは思うが・・・。
「Aは、早かったね・・・？」
「うん、夏来くんも今日は早いんだね。旬くんは一緒じゃないの？」
いつも彼の隣に居る(彼が隣に居るという表現の方が正しい)はずの旬君が見当たらなかったので
聞いてみると
「うん・・・、先生に何か頼まれてた・・・先に行っててって。ハルナは？」
聞いちゃったか。それはご想像にお任せするというか・・・。
「あー・・・先生に呼ばれてたみたいだけど・・・」
今更ながら、この状況は誰か(女子)に見られたらかなりまずいのかもしれない。
この人と二人で話してたなんて、恨まれ手もおかしくない。いつか刺される。私が。
だからといって、無視するのもおかしな話だ。容姿とは裏腹に天然でどこかマイペース。
何だろう、可愛いという表現がなぜかしっくり来る感じだ。
「えっと・・・あっ、レッスンとかはどう？まだ数日だけど、やっぱり大変？」
「うん・・・、俺、体力無い、から・・・結構、大変かな・・・。」
あ、体力無いんだ。体育会系ではなさそうだけど。
「そっか。そういえば、さ・・・気になってたんだけど」
軽音部に来てから、少し気になっていたことがあった。
「何・・・？」
「夏来くんと旬くんって、前から知り合いだったの？？ほら、旬くんって同級生にも敬語で話す
から、夏来くんに話しかけてるときの話し方がちょっと新鮮だなーって。」
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絢 - 結構、更新できました！（テスト期間だけど） (2018年2月15日 16時) (
レス) id: c5be074fde (このIDを非表示/違反報告)
恵 - ありがとうございます…！ (2018年2月13日 21時) (レス) id: 5d8b999ccb (このIDを非表示/違反報告)
絢 - 恵さん» ありがとうございます〜今回は春名を前面に、かな・・・？ (2018年2月13日 17時) (レス) id: c5be074fde (このIDを非表示/違反報告)
恵 - こんにちは！めっちゃ面白かった！！春名がやばいですまじで。隼人Pなんだけど、やっぱりハイジョはみんな神っす！ (2018年2月11日 15時) (レス) id: 5d8b999ccb (このIDを非表示/違反報告)
絢 - 復活しました！これから、たまっていた分をどんどん更新していきます！ (2018年1月31日 19時) (レス) id: c5be074fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢（アヤ） | 作成日時：2017年12月11日 18時
