夢の中の青春

軽音部 ページ12

「軽音部だよ。」
・・・。
けい、おんぶ・・・。バンドということだろうか。
緩さを見るに運動部ではなさそうだが、この五人で音楽活動というのは想像できない。
「あはは、意外って顔だな？？」
春名君がそういって笑う。
「あ、いや・・・。意外って言うか、なんていうか・・・」
「いいんですよ、気を使わなくても。」
だいぶ失礼だな、私・・・と思っていたところで、声をかけてきたのは冬美くんだった。
そして以外にも、笑顔だ。
「旬のいうとおりだよ(笑)自分で言うのもなんだけどさ、俺たちってぱっと見ガタガタだし。」
そういって笑ったのは隼人君。
「キャラが濃いんすよ！！」
「それは、お前だろ！(笑)」
「そういう春名っちだって〜」
四季くんに春名君。
「それも、個性・・・だよね。」
夏来くん。
「物はいいようだな・・・。」
そして冬美くん。
ガタガタ・・・？
隼人君の言うとおり、見た感じ五人の共通点とやらは見つからない。
キャラが濃い・・・？
四季くんの言うとおり、五人の個性は強すぎるくらいだ。
それも、個性。
物は言いよう、と冬美君は言った。
そのとおりだ。個性でまとめるのはもったいないくらいこの五人は一人ひとり輝いて・・・。
じゃあ、五人の輝きが合わさったらどうなるのだろうか。

輝き→←四季

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す