私得な短編集[あんスタ]リクエスト募集中！！！ (ページ45)

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仁兎なずな. メイド服の反撃ページ45

私「に～ちゃん、に～ちゃん！」

振り返る私の彼氏、なずな先輩。

なずな「なんだ？」

私「これ着て！」

なずな「…うげ」

私が両手で掲げたのは可愛いメイド服。演劇部の部長さんに借りてきました♪
すると、なずな先輩がまるで北斗くんあたりが日々樹先輩を
見るような目で私を見た。

私「絶対かわいいと思うんですよ！ねっ？」

なずな「い、嫌ら！そんなの絶対着にゃいからにゃ！」

私「お、おねがい。ちょっとだけでいいから…」

なずな「この前お前のワンピース着てやっただりょ！？」

私「いやでも、あのかわいさをもう一度…」

なずな「…っ、俺はお前の着せ替え人形じゃない」

私「に～ちゃん」

なずな「…」

私「…なずな先輩」

なずな「…」

あぁ、やっちゃった。
完璧に怒らせてしまった。

私「…その、ごめんなさい」

まだ口を聞いてくれない。

私「もう、しませんから…なんでもしますから」

なずな「…なんでも？」

私「…なんでも」

なずな「じゃあさ、あのメイド服着てくれる？」

私「…え」

なずな「なんでもするんだろ？」

私「うっ…私、似合いませんよ」

なずな「お前、俺に着せようとしたんだからな」

私「…わ、分かりました。着ます」

私「…恥ずかしい」

なずな「単なる仕返しのつもりでやったはずが、なんだこの罪悪感…
普通に可愛いけどさ…」

私「もう着替えてきていいですか！？」

なずな「ちょっと待て。
…ここで写真とか撮ったらもう只の変態だからな…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」

私「な、なずな先輩」

なずな「ちょっとご主人様って呼んでみ」

私「えぇ！？」

なんかもう遊ばれてるじゃん！

なずな「こんな機会、めったと無いし…」

私「うぅ…か、勘弁してください、ご主人様…」

なずな「可愛いすぎかっ//」

あ、なずな先輩が悶えてる。

なずな「分かった、もういい。もう心臓持たないから。
…じゃあご主人様からご褒美な」

そう言ってほっぺに軽くキスされる。

私「…めちゃくちゃ恥ずかしかった」

なずな「いや、俺はその辱めを受けさせられそうになってたからな」

私「すいませんでした…」

なずな「まぁ、許す♪」

あれれ、に～ちゃんキャラ崩壊じゃない！？