【文スト×暗殺教室】転校生はマフィアの潜入捜査官でした。

90票突破記念と(ry・Part4 ページ45

抜け目の無いカルマ君により、此の部屋にはカメラが仕掛けられて居る事が発覚。頑張って探したが巧妙に隠されて居るらしく、見つからなかった。



因みにえろ本も無かった。()



彼奴官僚よりドッキリ番組のスタッフの方が向いてるんじゃ・・・




『はぁ・・・まあ善いや見つからない物は仕様がない。あ、中也君冷えピタ張る?』




「おう・・・つーか其のレジ袋の中にどんだけ入ってるんだよ、パンパンだぞ」




蜜柑ゼリーを食べながら嫁もとい中也君(可愛さ補正最大値)が云う。




『気合い入れて、冷えピタ・ゼリー・喉飴・風邪予防のお薬等、ざっと八千円程大人買いして参りました！』




「コンビニで八千円って何事だよ！?つーか風邪予防とかもう風邪引いてんのに意味ねえっ、げほっ」



大声で突っ込むと喉に響くらしい。中の人もいつもシャウトしてて喉痛めてそうだもんね、お疲れ様です。




『た、確かに・・・で、でも、多分飲まないよりはマシじゃない?ほい、冷えピタ」




ペタッと中也君の前髪の下に張る。其のおでこは滅茶苦茶熱くて正直びびった。




「ん、悪ぃな・・・」




中也君も怠そうで、スプーンを持つ手も覚束ない。熱は相当高そうだ。




風邪によるハスキーボイスに加え、蒼い瞳は潤みがちでとろんと力なく、顔は赤みがかっている。




・・・ああ、矢っ張り、不謹慎だけど・・・




『可愛いっ・・・尊死するっ・・・！』




嗚呼、普段の格好よく男前な雰囲気から一転、何だ此の庇護欲を掻き立てる可愛くて儚い生物は！




私が推し様を崇めるオタクの如く荒ぶって居ると、中也君のオーラが一寸だけ不機嫌を混ぜた気がした。




『?』




不思議に思い中也君の様子を窺うと、彼は一層不機嫌オーラを増幅させ、怠そうながら立ち上がった。




『あ、一寸寝てなきゃ姫なんだから・・・うわっ！?』




声を掛けた瞬間、中也君の拳で壁に縫い止められた。




所謂「壁ドン」と云う奴だ。




但しそう呼ぶには圧倒的にムードが足りない。だって中也君の手が着いている壁からは、パラパラと破片が零れ落ちる・・・




此処カルマ君家なんだけど。



・・・っていうか私達恋人じゃありませんでした?だというのに此の殺伐さは・・・多分カルマ君の性格位異常ですよ、幹部！

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