【文スト×暗殺教室】転校生はマフィアの潜入捜査官でした。

90票突破記念とワンチャン(ry・Part3 ページ44

お見舞い品を買ってから気付いたのだが、私はカルマ君の家を知らない。



『ふむ・・・如何したものか・・・あ！』



私は一人の頼れる級友に思い当たり、声を上げた。そしてスマホを取り出す。




『律、カルマ君のお家は何処か知ってる?』



声を掛けると、可愛らしい女の子が、ちんまりと画面の中に現れ、「もちろんです、Aさん！」と華やかに笑う。私に彼氏が居なければ余裕で百合デビューする程の可愛さだ。



まあそれはさておき、律の案内で無事カルマ君の家にたどり着いた私は、呼び鈴を鳴らす。



すると暫くして、家からドタドタという怪音が響いて来たので大人しく待っておく。そろそろ待つのに飽きて来たところで、DSを持った侭のカルマ君が出てきた。



「うわ本当に来たよ・・・もうすぐリ○ム天国フルコンできるとこだったのに」



『まあ私は有言実行の女だからさ。お邪魔しまーす』



っていうか今時DSって・・・時代はスイッチよ?←



と関係無い事を考えつつ、カルマ君の部屋に向かう。



『カルマ君の部屋、えろ本ある?探して善い?』



「馬鹿なのかな?」



と、多少(?)巫山戯つつ話していると、カルマ君の部屋の前に着いた。



・・・ところで居ても立ってもいられず、私はカルマ君を無視して部屋に飛び込む。



『中也君！生きてる！?』



マッハ20もかくやという超スピードでベッド方面へ飛び込む私。そして目に入ったのは、



「ん・・・ぁ、Aか・・・」



潤み目×掠れ声×真っ赤な頬の3連コンボ。



『ああああああ！お嫁さんに成って下さい一生幸せにします！』



すると中也君はより真っ赤になり、掠れ声の侭突っ込む。



「んなっ・・・何で俺が嫁なんだよ、けほっ」



んああああああ！私の彼氏尊い尊すぎる！



『ああ無理はしないで！此の蜜柑ゼリーでも食べて下さい姫！』



「・・・だから、姫って何だよ、俺は男だ・・・げほっ」



ガサっとコンビニ袋から取り出したゼリーを置く。お見舞い品のうちの一つだ。



美味しいよね風邪引いた時の蜜柑ゼリー。作者も大好き。



「あ〜あ〜早速いちゃらぶしてるねぇ」



茶化す様な声は、勿論先刻迄空気と化して居たカルマ君。ヒュー、と口笛を吹く。



「まああとは恋人同士でごゆっくり♡邪魔者の俺は後で隠しカメラだけ回収するから♡」



『えっ此れカメラ回ってんの！?』



聞いてねえよそんなの。用意周到か。



・・・うーん流石カルマ君。侮れん。

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