【文スト】猫化した2

思いと夕焼けと ページ3

Aside


あぁ＿＿＿＿＿




なんてことをしてしまったんだろう……


いやいや、でも太宰さんがあんなこと急に言うからだよね…


＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿

私は今、ただ道を歩いています。


探偵社を飛び出してきてしまった罪悪感と
太宰さんに対しての愚痴を頭の中で整理しています。


はい……。


とりあえず、行く宛もなく歩いています。



そろそろ、日が暮れそう……



夕焼け、綺麗だな……


ちょっとその辺に座って見ようかな…




私は土手に座った。
目の前には太宰さんと出会ったあの川。


知らない間にここを歩いていたんだと
今更ながら気づく私。



夕焼けが川に反射してキラキラと輝いて見える。




あーあ…早く人間に戻りたーい!!!!


人間に戻って、太宰さんとか探偵社の皆さんとちゃんと口で話がしたい！




あーあ、早く元に戻らないかなぁ…


なんて……


そう簡単に戻るわけもなく。





綺麗な夕日を見つめているとふとあることが頭をよぎる。




もしも、私が人間に戻ったら……



太宰さん、喜んでくれるかな…





あっ!でも……


もしも戻ったら…




私は太宰さんや探偵社とはお別れ……




なのかな……



そんなのは嫌だな……


このまま、戻んなきゃいいのに……















あれっ?


私なんで戻らなきゃいいなんて思ったんだろ……




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