パンチで ページ18
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昨日の夜は人間化はしなかったらしい。
そんなことを聞きながら太宰さんと一緒に探偵社へ向かっている。
出社時間になっても起きない太宰さんを猫パンチで起こしたのは数十分前のこと。
頭の上に置かれていた携帯電話から、
けたたましく流れる着信音に、嫌気がさしたのもあるが。
あんだけ鳴っているのに起きないのも凄いと思った。
だが、煩いのは事実。
そろそろ国木田さんの堪忍袋の緒が切れるなと思い、善意で起こした迄だ。
悪気は一切無い。
そのため、太宰さんの頬には軽く肉球の後が残っているのである。
「Aちゃん。朝から愛のビンタありがとう。思ったより威力あるのだね、猫のパンチって。」
自然な笑顔で私を抱えながら何故か嬉しそうに歩く太宰さん。
なんで嬉しそうなんだ?
ちょっとよく分からないが、
いいのだろうか。
「でも、もう少し優しい方が私は好みかなぁ。次は優しめに頼むよ。」
ん?
何故かリクエストされてしまった。
『に…にゃあ(わ…分かりました)』
本当に大丈夫だろうか。
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味の素(プロフ) - ロットさん» ありがとうございます!受験でなかなか更新できてないのですが、3月の中旬くらいには終わるので、すみませんがお待ちくださると嬉しいです!コメントありがとうございました! (2018年2月24日 18時) (レス) id: d5befd4dfc (このIDを非表示/違反報告)
ロット - 更新楽しみにしてルゼ (2018年2月24日 16時) (レス) id: d561f39b52 (このIDを非表示/違反報告)
味の素(プロフ) - 姫奈さん» 教えて下さりありがとうございます! (2017年12月30日 14時) (レス) id: d5befd4dfc (このIDを非表示/違反報告)
姫奈(プロフ) - コメント失礼します。オリフラ外し忘れていますよ。 (2017年12月30日 14時) (レス) id: c18e747859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:味の素 | 作成日時:2017年12月30日 13時