【文スト】猫化した2

タオル ページ16

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家の鍵を開けて、中に入る。



太宰が靴を脱ぐ間、Aは太宰の手から降ろされ、


太宰は

「ちょっと動かないで待っててくれるかい?」


と言って、家の奥に入っていった。






しばらくして戻ってきた太宰さんは
濡れたタオルを持って来たみたいだ。





「外を歩いたし、川原に寝転んだから、少し汚れてしまったね」




私に拭かせてくれないかい?






そう言って私をタオルで丁寧に拭いてくれた。







顔を拭いて


次に手足。






濡れたタオルで拭いてもらってすごく気持ちよかった。






「よし。少しキレイになったね」





痛くなかったかい?
ふわりと笑った顔を向けられて少しドキッとしたが、

大丈夫です!!ありがとうございます！


という意味で私は一回鳴いた。




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