【赤葦京治】拝啓、親愛なるあなた様へ【ハイキュー！！】 (ページ3)

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拝啓、親愛なるあなた様へページ3

拝啓、親愛なるあなた様へ

入道雲が逞しく、そして日差しが少々酷な時期となって来ましたがあなた様はいかがお過ごしでしょうか？

私はあなた様の言いつけ通り、あなた様以外の男性とお付き合いをさせていただいておりますのよ。

来週には婚約をさせて頂くことになりました。

旦那様は、私がこのようにあなた様に手紙を書き続けることを咎めない、懐が深い柔和なお方様でございます。

願わくばあなた様と結ばれたかったのですが、今はそれすら叶わぬ願いとなってしまいました。

どこで何をしておられますか？

私には毎日手紙を書けと仰ったくせに、あなた様は一度もお返事をくれたことがございませんでしたよね。

あぁ、なんてあなた様らしいのでしょう。

いいのです、お返事など頂けなくてもきっとお読みになってるでしょうから。

こんなことを書きますとあなた様は再会した時、苦笑いをしながら、「返事を書く暇が無くて」等と仰るのでしょう。

それでは、披露宴の日時などを別紙に記しておきますので、もしよろしければ参加して頂けますと嬉しいです。

敬具 A