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喋っているうちに急上昇した体温が徐々に戻ってきた。




「いいじゃん笠松ぅぅ!!!」

「いや駄目だろ!!」

「何かあったんスか?」

「実は森山が王様ゲームをしたいと聞かないんだ」




黄瀬と一緒に部屋に戻ると、森山先輩がぎゃいぎゃい騒いでいた。

王様ゲーム……ちょっと楽しそう………。




「湖橙も嫌だよな!!?」

『いいと思いますよ、楽しそうじゃないですか』

「湖橙!!?!?」




笠松先輩が何故頑なに拒否するのかは分からないが、そんなわけで始まった王様ゲーム。

元々やる気満々だったのか、森山先輩は自分の鞄から数字と王様の印が書かれた割り箸を人数分出した。





「「王様だーれだ!」」

「あ、俺だ」




最初に王様になったのは中村先輩。
私の番号は3。ちなみに隣に座っている黄瀬からちらっと見えた番号は6。




「んじゃあ最初だから軽めで、2番が6番にキス」




全然軽めじゃねぇ!!!!!


その場にいた全員がそう思っただろう。




「うげっ早川先輩っスか……」

「黄瀬かよ……」




2番は早川先輩、6番はさっきも言った通り黄瀬。
私以外女はいないので、私の番号を呼ばれることがない限り見れるのは腐女子にはもってこいの出来事ばかり。


お互いこの世の終わりのような目で接吻をする黄瀬と早川先輩に、どこか胸が高鳴る私がいた。




『笠松先輩、私今胸がきゅんって、これが恋っていうんですかね?』

「死ぬんじゃねぇ?」

『フラグすら立たない』




二回目、次に王様になったのは小堀先輩。
私の番号は5。黄瀬の番号を当たり前のように見ると彼は2番だった。

なんの根拠もないが自分は来ないだろう、と思っていたのが間違いだった。




「じゃあ1番と5番ポッキーゲーム」

『うわ……まじっすか………』

「Aっち5番じゃないっスか!!?」

「キタコレ!!!」


「はぁ!?ぽ、ぽぽポッキーなんてねぇだろ中止にしようぜ!!?!」

「いやここにある!!」

「用意周到すぎんだろ!!!」

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 海常高校   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 文スト黒バス東リベ推しさん» コメントありがとうございます!13の続きで帝光中学校時代の話なので、赤司ですね。 (2022年6月29日 8時) (レス) id: edf0169bda (このIDを非表示/違反報告)
文スト黒バス東リベ推し - 14の黄瀬が赤司っちに言っておくからみたいな台詞あるけど赤司じゃなくて笠松とかじゃないですか? (2022年6月27日 17時) (レス) @page16 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年6月18日 20時

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