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『そういえば氷室くん、何か用があったんじゃないの?』

「用って訳でもないんだけど、ただ単純に敦のお友達と話してみたくて」



一個上にも関わらずめちゃめちゃ失礼なことを言ってしまった私にフレンドリーに話しかけてくれる氷室くん。
心が広いです。

これがもし笠松先輩だったら容赦なくシバかれているんだろうな。




『じゃあ紫原の中学の頃の話でも』

「いや、大丈夫だよ。………充分わかった」




紫原が既に中学の頃の自分の話をしたのだろうか、でもあの人自分から自分の話をするタイプだったっけな、と首を傾げた。

その行為に私の考えていることが分かったのか、「君のことがね。」と意味深な言葉を吐いた。


よく分からなくてスルーした。




『あ、黄瀬とも話す?呼ぼうか?』

「そうだね、でもまた今度話すことにするよ」

『そう?』




私が言うのもあれだけど、多分電話とかして呼んだらすぐ駆けつけてくると思うんだけどな。

それに、と話を続ける氷室くん。




「敦の友達、というより君と話がしてみたかったんだ」




おかげで面白い時間を過ごせたよ、と微笑んでお互いお礼を言ってから別れた。

別れ際、ついでにLIMEも交換しておいた。



結局氷室くんの言っていることはよく分からなかったけれど、遠回しに私頭おかしいって言われていることだけは分かった(分かっていない)。




















「室ちん、Aちんと話したんだって〜?どうだった〜?面白いでしょ〜?」

「ああ、本当に面白い人だった。ますます興味が湧いたよ」

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設定タグ:黒子のバスケ , 黄瀬涼太 , 海常高校   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 文スト黒バス東リベ推しさん» コメントありがとうございます!13の続きで帝光中学校時代の話なので、赤司ですね。 (2022年6月29日 8時) (レス) id: edf0169bda (このIDを非表示/違反報告)
文スト黒バス東リベ推し - 14の黄瀬が赤司っちに言っておくからみたいな台詞あるけど赤司じゃなくて笠松とかじゃないですか? (2022年6月27日 17時) (レス) @page16 id: 89b4ed43fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年6月18日 20時

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