そのトサカ殴ってもいいですか？【黒尾鉄朗】 (ページ7)

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猫が6匹ページ7

「次の問題を…亞九龍答え言ってみろ」

『…4√3』

「はい。正解は5xな。」

入学2日目から通常授業って眠すぎる

私はノートに次に歌う歌詞を考えていると後ろから視線を感じた

後ろを振り向くとロシアのハーフの人と目が合った…そらさないタイプなのね

チャイムが鳴り数学が終わるとロシアが私のところに来た

灰羽「バレー部のマネージャーやるんでしょ！」

顔を近ずけ話すロシアをはらいそうだよと答えると喜び始めた

灰羽「俺音駒のエースになる男だからよろしく！A！」

『まぁよろしくってか顔近い！』

話す度に顔を近ずけるロシア

灰羽「Aちっちゃいから近くで話した方がいいかなって！」

『ちっちゃい言うな！』

ロシアの頭をノートで軽く叩く

灰羽「わーん！Aが叩いたー！」

『黙りなさい、このロシアっ子』

次は移動教室なので教科書とノートを持って移動する

灰羽「ねぇーAー」

同じクラスで着いてくるのは分かる…だけどさ…

『カーディガン引っ張んな！』

灰羽「だってAが構ってくれないからァ」

構って構ってと駄々をこねるロシアを引っ張って教室に入る

椅子に座らせて教科書とノートを開かせる

『勉学を怠るような人間にエースにはなれん！』

灰羽「…」

嫌そうな顔をするが無視して先生は授業を始める

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

灰羽「終わったぁー！」

『お腹空いたぁ』

私は教室から出てそのまま購買に行こうとしたらロシアに袖を掴まれ一緒に行くことになった

『…あのさ…なんでさっきから私に着いてくるの？カルガモですか？』

灰羽「え？だって同じ部活になるし同じクラスだし…まだ仲良いのAしかいないし…ダメ？」

そう言って悲しそうな顔をする彼はまさに子犬でそして私は子犬みたいな顔をされるのはとても弱いのだ

『ダメじょない』

灰羽「わーい！」

購買に着くと数人並んでいた中に見覚えのある人がいた

『トサカと夜っくんじゃん』

前の方に並んでいたのでこっちには気づいてないみたいだった

灰羽「知り合い？」

え、まさか…え、待って

音駒のエースになりたいって言って主将知らないって…流石にダメでしょ？

『なんか説明するのもだるい…とりあえずロシアは音駒のバレー部について勉強！わかった！』

灰羽「Aの目がガチすぎて怖い」

『うるさいよーあ、プリン2つと牛乳プリンとあんドーナッツください！』

灰羽「聞いただけで口の中甘い」