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猫が18匹 ページ20

犬岡「んぬう〜っくっそ!!!」

『おーけーおーけー!いい感じだからその調子ねぇー!』

犬くんは徐々に翔ちゃん達の速攻に慣れてきた

芝山「犬岡君大きいけどすばしっこいですもんね!」

猫又「頭使ったプレーは全然ダメだけどな__がひとつの事を徹底してやらせれば_大いに力を発揮する」

夜っくんのレシーブでボールは研磨の頭上に上がり速攻と見せかけて研磨自らボールを落とす

『今のヒョイってやったのって?』

芝山「今のはツーアタックって言ってトスを上げると見せかけて攻撃することだよ」

『ツーアタック…』

単語と説明をノートに書く

しばらくして犬岡のフェイントで坊主の体制が崩れるがボールは落ちていない

影山「ライト!!」

トスを呼んだ?と思った瞬間ブロックの空いている横を真っ直ぐサイドラインギリギリを打ち抜く

『みゃーんと』

芝山「すっごいですねーっ烏野高校のセッター!」

今のストレートって言うんだ…たしかにストレートだった

『見つめあって胸がドキドキ』

芝山「(楽しそうで良かった)」

あのメガネ君フェイントとかさっきしてたから冷静に考えてよく見るタイプかな

研磨はライトにいる海くんに目線をやりライトにあげると見せかけてレフトにあげる

『さすが研磨』

トサカのスパイクで点が入り18対18で追いつき犬くんもかすっていたのが確実に触れるようになった。翔ちゃんに上がるトスも減ってる

『いける…!』

音駒のセットポイント

ついに犬くんは翔ちゃんの速攻を止めて3点リードして1セット目が終わった

『タオルとドリンク』

黒尾「サンキュー」

皆にタオルとドリンクを渡して記録をとる

犬岡「Aー!見てた!俺ブロックしたよ!」

『見てたってよく出来ました』

前ではしゃぐ犬くんの頭を撫でて褒める

気のせいなのはわかってるけどしっぽと耳が見える

『辛いと思うけどブロックよろしくね』

黒尾「黒尾さんにもお褒めの言葉をぉー」

犬くんの頭を撫でていると後ろから抱きつくトサカに思いっきり頭突きをして逃げる

『褒めて欲しければ次も勝ちなさいよ。全部買ったら褒めの言葉の一つや二つ』

黒尾「まじ!?」

顎のところが真っ赤になってるのに私の手を握って絶対だからな!って目がギラギラと輝きながら絶対の絶対と念を押された

黒尾「っしゃあああぁ!やってやる!」

孤爪「めんどくさいことに…」

なんであんなはしゃいでるわけ?

『ま、皆さん繋げて頑張りなさいよ』

「「「はい!」」」

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作者名:ライキ | 作成日時:2020年2月4日 8時

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