そのトサカ殴ってもいいですか？【黒尾鉄朗】 (ページ15)

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猫が13匹ページ15

新幹線で約2時間私達は無事に宮城に着き練習試合する学校に向かう

駅からその高校まで少し距離があるみたいで後ろの方で歩いていた私はあることに気づいた

『幼児が付けるひもやっぱいるかも…』

はぁ、はぐれた

『私は悪くない。悪いのはこんなに美しいマカロンを作るパティシエが…』

とりあえず連絡しないとだよね…
ごめんなさい
夜っくんどこにいる

あ、これ完全に怒ってるやつじゃね？

ケーキ屋の前にいる…
夜っくん迎えに行くからそこで待ってろ
集合の時間があるから大丈夫
現地で会おう
夜っくん気をつけてこいよ

『槻木澤高校だったよね』

私はマップを開き槻木澤高校まで行く。

次の曲がり角を行けば…

犬岡「いたー！」

『あ、犬くん！』

犬くんは私を見つけると走ってきて抱き上げられ回されら

『目が回るー』

夜久「あー！回すな回すな！」

犬くんは夜っくんに止められ私を下ろすと後ろから抱きついて離れない

『夜っくん…怒ってる？』

私は恐る恐る聞いてみると本人は首を傾げてから笑って私の頭を撫でる

夜久「別に怒ってねぇよ！」

『ほんと？』

夜久「おう！」

海「皆Aこと心配してたんだよ？次はどこ行くか言ってからケーキ買いに行こうね？」

『はい！』

私は元気よく返事をするとあることに気がついた

『トサカと研磨は？』

芝山「それが…研磨さんかが迷子になって黒尾さんが迎えに行ってるんだ」

『えーまじか』

山本「犬岡はいつまで抱きついてんだ！」

犬岡「またAが迷子になっちゃうので！」

いやいやさすがにそれはないんだけどな

しばらく雑談をしているとトサカと研磨が帰ってきた

『それじゃちゃっちゃと終わらせてマカロン食べましょう』

「「「おー！」」」

槻木澤高校の生徒さんに挨拶をしてアップをとる

『しっかりアップとりなさいよ！突き指なんかしたら許さないからね！(テーピングの仕方後で調べないと…)』

山本「あれっすね…飛び跳ねてますね」

夜久「天使かよ」

「なぁ。向こうのマネージャー可愛くね？」

「俺話しかけてこようかな」

山本「…ちょっと野暮用を思い出しました」

犬岡「僕もです！」

夜久「奇遇だなぁ、俺もだ」

海「こらこら、殺るのは試合だけにしなさい」

夜久「海のそういうとこいいと思うぜ」

皆すごい燃えてる…

この練習試合楽しみにしてたんだなぁ