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猫が11匹 ページ13

『ただいまー』

私はトサカにいちごミルクを渡した後家に帰る

眞白「おかえりぃ」

ビールを片手に出迎えてくれたのは5歳上の兄眞白だった

『ご飯ご飯』

バックを部屋に置いてリビングに行くとオムライスが用意されていた

『いただきまーす』

オムライスおいしー!

『あ、そうそうゴールデンウィーク私宮城行くから』

唐突に言うとお兄は椅子から落ちてお母さんは隣でお茶を吹いた

皆驚きすぎじゃない?

母「家出しないで!」

眞白「お兄ちゃんがチョコケーキ食べたの怒ってんの!?ごめんって!」

『は?チョコケーキ食べたのお兄なの』

お兄と喧嘩寸前でお母さんに止められ合宿の事を話すと了承してくれた

眞白「烏野かぁ」

お兄は元梟谷バレー部の主将だったので因縁(?)のライバル烏野高校に着いて聞いてみる

眞白「化け猫ジジイ…猫又監督と烏野の監督がよぉ学生の頃からライバルだったらしくて昔はよく遠征だのして練習試合してたらしんだよ」

そうだったんだ。てか、化け猫ジジイって

眞白「烏野の事は俺よりも親父に聞いた方がいいぞ。親父烏野出身だから」

お父さん烏野出身なの?初耳なんですけど

父「昔は強かったぞぉ、ま、今じゃ“落ちた強豪。飛べない烏”って言われてるみたいだしな」

いつの間にか仕事から帰ってきたお父さんはプリンを食べながらお兄の隣に座る

『落ちたって…』

父「確かに父さんの代は強かったちゃ強かったが宮城予選で強豪と当たって敗退。それから坂道を落ちるように弱くなっていってなぁ」

上には上がいるってことか…

眞白「あ、思い出した!烏野が1度だけ春高に来た事あった!」

父「ほんとか?」

眞白「おう、“小さな巨人”って呼ばれてた奴がいるらしい」

『大きいの小さいのどっちなの』

眞白「俺は見てねぇんだけど他の奴らが言ってたの思い出した!たしかぁ…170センチぐらいでつぎつぎと点を取ってたって!」

私と同じぐらいって事?190センチちかくの選手の中って…

そういえばお兄がバレーしてるとこ見た事ないわ

『すごいね。ごちそうさま』

母「あら、もういいの?」

『うん、歌詞が浮かんだ。』

私はそう言って食器を片付けてから部屋に戻る

『猫対烏…因縁のライバル…かっこいいかも』

ゴールデンウィークを楽しみと思いながら机に向かい課題をやり始める

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作者名:ライキ | 作成日時:2020年2月4日 8時

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