林檎7 ページ8
「っっ…!!」
自分の異能力とはいえなかなか手強い
先程から守りに徹しているが、最初鉄パイプでやられた横腹の傷と、新たに足に出来た無数の切り傷で全身見事ズタボロだ
私に似た彼女は片手を私の方にかざし、いくつかの空洞を出現させる
空洞からはどこから拝借したのだろうか…包丁やらナイフやら
「あっぶねぇな!!!おいごらぁ!!((」
急な口の悪さに内心ビビりながら必死の思いで飛んでくる凶器を裂ける
彼女は向かい側のがれきの上に立っており、先程からほぼ空間操作を使いながら戦ている
いいぞ、このままずっと異能力を使ってくれたら確実に勝てる
勝利へのルートが見え始め、思わず口角が上がるのを感じる
私の空間操作の異能力は、距離と転送させる物体の大きさによって体力が削られる
つまり長期戦に持ち込んでしまえば確実に勝率が上がるというわけだ
先程から彼女は異能力以外の攻撃をしてきていない、体力を温存していたとはいえそろそろ限界だろう
「だからさっきから小っちゃい物でしか攻撃してこない…そうでしょ?」
そういったと同時に私は地面を力強く蹴ってすばやく彼女との距離を詰める
彼女は一瞬ひるんだようにしたが、すぐに手をかざし空洞を作る
だがそれは、初めの時よりは圧倒的に小さい空洞だった
「やっぱりねェ…!!」
空洞の中にさっき手に取ったナイフを投げ入れる
そのナイフを転送させてしまえば、彼女は体力がなくなり、もはや空洞を出すことはできない
もう片方の手に隠し持っていた別のナイフを取り出し、額に突き刺す
パリンッ
心地よい音と共に赤々と光っていた額の宝石が割れる
手がじんわりと熱くなり異能力が戻ってきた感覚を感じた
「やっぱりこっちの方がしっくりするねェ…
貴方は私を守ればそれでいい、でしょう?」
自分の異能力を再度知ることが出来てなんだか嬉しくなったのか、自らと一体化した彼女に語りかけながら自然と笑みがこぼれる
さてと…
「可愛い可愛い、眠り姫を起こしに行きますか…」
ぽつりとつぶやき、目の前に立ちはだかる今にも崩れそうな建物に向かって足を進めた
―――――
ドス君と絡ませたいんご(((
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ホウ酸(プロフ) - アイザックさん» おっとティッシュどうぞ((((青の時代はいいですよ← (2020年5月25日 9時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
アイザック - 作中に恋人繋ぎのシーンも......wwあっら鼻血が← (2020年5月25日 7時) (レス) id: cb0f0ed2ac (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 柊苺さん» いやもうほんとですよ、文ストの公式わかってますね((何がとは言わない( ˙-˙ ) (2020年5月19日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
柊苺(プロフ) - ホウ酸さん» ねぇ、奥さん見ました?汚濁解除する時頬に手を添えたんだですよ…(((あれはもう。公式やっちゃっいましたね(?) (2020年5月19日 14時) (レス) id: 30ac6fcd11 (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 柊苺さん» ねぇ....奥さん、しかも太宰さんが頭押さえつけたんですよ??(((どこにとは言わない、真面目に発狂しましたね (2020年5月19日 14時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月13日 21時