身長が低くても！！マフィアでも！！愛すべし！！！！2【中原中也】

推し37 ページ4

「じゃっ、A君、芥川君は任せたよ」

「了解しました」

「んも〜！！リンタロウ！！Aは今私とお絵かきしてるでしょ！！」

「ごめんってぇ、あっ！明日ケーキ買ってあげるから、エリスちゃんが欲しがってたケーキ！！」

「そういうことじゃなぁい！！！」



いつしかの中也ちゃんと同じように私は無言でドアを閉めた

防音とは言え、お外の見張りの黒服たちがどうにも哀れに思えてしまう





「やつがれくんはもう戦場かなぁ〜」


ポートマフィア本部からゼルダ号が停泊している港まではさほど遠くない


―――異能力 ”間憂の扉”―――

今は時間との勝負だ、異能力を使っていち早くやつがれ君のところに移動する




「ゴホッ…コホッ…潮風が胸に毒だ…



A？？」

「手を出すのがはやいのだよ、やつがれくん」

「貴様の助けなどいらぬ、散れ」

「ひっどいなぁ〜、仕方ないじゃん、森さんの命令なんだから…危なくなったらすぐに戻るよ」

「愚問…貴様はそこで見ていればよい」





わぁお、さらっとイケメン発言したよこの子




「手早く済ませよう…」

「ポートマフィアの刺客ですか…」

「気分はどうだ、組合のイルマン」

「最悪です、聖書の中に出てくるディアボロにでもあった気分だ」

「名を聞きましょうか…」

「ディアボロ」


なんて？？



「ブッ…フフッ……」




すっげぇ睨まれた、だって面白いじゃん！！あのやつがれくんが真顔で

「ディアボロ…」



って言ったんだぜ？？まじめに初見吹いたけど、生で見ても吹いちゃうわね((





「ならばここはヘルモン山、貴方は神の下僕たる私を試す試練ですか」

「試練を望むか、ならばこれを与えよう！！！」



そういうが否や、やつがれくんの黒い外套からは禍々しい赤色をまとった羅生門が飛び出す





「緋文字…羅生門…異能力の系統は同じ…ポテンシャルの高い方が勝つってことか」



これは、まあまあ長期戦になりそうだ

両者譲らずの戦いが目の前で繰り広げられる中、組合の神父はこういった




「どうせ今まで、自分より弱い異能力者としか戦ってこなかったのでしょう」




全く、酷い話だ…そうだろう？やつがれくん




どうなるかと鋭い目で場を見ていたら、突然、一筋の突風が吹き抜けた

マーガレットの異能力だ


「ポートマフィアがなによ…あたしは一族の名誉を取り戻す…



あんたみたいな敗北も屈辱も知らないような奴に…




負けるわけにはいかないのよ！！！！」

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