推し59 ページ26
「ただ本人は力を制御できず力を使い果たして死ぬまで暴れ続けるけどね」
「そうならないために太宰さんがストッパー替わりなんですよ」
「そっ!!さっすがAちゃん」
攻防を繰り広げる両者をみて太宰さんは再び唸る
「しかし、”あれ”はいったいなんなんだい??中也がいくら削っても即座に再生している
相棒の君なら…”あれ”の正体を知っているんじゃないのかい??」
いや、知ってても言うわけねぇだろ
「さてね…知ってたって教えるわけないだろ」
ほらみろ
「まずいな…中也の体が持たない」
目から鼻から口から血をたらたらと流しながらも笑みを浮かべながら戦い続ける中也ちゃんをみて太宰さんはぽつりとつぶやく
「あいにくだね、あぁなったラブクラフトを外部から破壊する手段なんて存在しない」
「外部から??つまり内部からの攻撃はきくわけだ」
いや、スタインベックなんで言っちゃうんだよ、ドジッ子ちゃんか
ていうか最初包帯でぐるぐる巻きにしてた腕が爆弾だったのね
「末恐ろしい人だ」
「なんか言った?Aちゃん」
「いぃや??別に??」
太宰さんはそれはそれは楽しそうに笑って、手元にある起爆装置をぽちっとおした
「やっちまえ…中也」
内部からの爆破、そして外部からは中也ちゃんからのすてきなプレゼントだ
「うぉおおおおおおああああああああ!!!!!!!」
振り上げた大型のブラックホールをラヴクラフトに投げつける
まるで星が一つ爆発したような衝撃が私たちを襲う
仮晶屏風を瞬時に出して、太宰さんを爆風から守る
煙の中から出てきたのは中也ちゃんただ一人だった
「ふふふふ…ふははははは!!!」
狂ったように笑いながら小型のブラックホールを出し、無差別にあたりに投げつける中也ちゃん
「太宰さん…!!!」
「あぁ、いくよAちゃん」
これ以上止めるのが遅くなれば中也ちゃんの体が持たず、死んでしまう
中也ちゃんが笑いながらブラックホールを振りかざしたその手を太宰さんがつかんだ
「敵は消滅した、もう休め中也」
中也ちゃんの体に蔓延っていた禍々しい痣は見る見るうちに消えてなくなり、彼の眼には光が戻る
「あ…終わったら、すぐとめろっつーの……」
苦しそうに喘ぎながら、膝をつく中也ちゃん
「そのつもりだったのだけどぉ…面白くて見てた」
「あぁ!?」
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琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» わぁお 真逆の同じ身長w (2020年5月27日 5時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 琥月(こづき)さん» あwちなみに私も同じですwww (2020年5月26日 6時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» そして主人公ちゃんと身長が同じです(笑) (2020年5月25日 21時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 琥月(こづき)さん» 愛を叫ばせてるだけです!!それは嬉しいですねありがとうございます!!!! (2020年5月25日 21時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» 主人公ちゃんのキャラ好きです! (2020年5月25日 21時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月19日 18時