身長が低くても！！マフィアでも！！愛すべし！！！！2【中原中也】

推し56 ページ23

「おい太宰、その人形よこせゴラ！！」

「だぁめ、万一の保険だもの」

「絶対いつか死なす…うぉっっ！！！！」

「中也ちゃん！？」


突如として無数の触手のようなものが中也ちゃんを絡み取った



振り落とされたＱちゃんを抱え、太宰さんと共に二階に駆け上がる





「ぐ…なんだ、あの異能は…」

「流石組合の異能力者ぁ！！」


清々しい顔と元気な声で、まるで登頂したかのようなテンションで中也ちゃんの頭を踏みつける太宰さん




踏みつけられる中也ちゃん…可愛い





「驚異的なタフさだ！！！」

「踏むな！！！」



中也ちゃんは私たちを抱えて一回に飛びおり、太宰さんに向かっていった



「どうする太宰…」

「どうするも何も、私の異能無効化なら、どんな攻撃も小指の先でちょちょいのちょ…」




太宰さんが言い終わらないうちに触手に吹き飛ばされる




「太宰！！！！」

「太宰さん！！！！」



Ｑちゃんを小屋の中に寝かし、太宰さんのもとへ駆け寄る




そんな私達にも攻撃を仕掛けてくる、私が手をかざしだすと中也ちゃんは私を守る様に前に出てかばうように手を広げ制した




「おっらぁ！！！！！」



重力操作が加わった攻撃で殴り、触手を蹴散らす





「い…たた……」

「おい太宰！！！」



痛そうに体を起こす太宰さん




「ははははははははは……」

乾いた笑いをこぼしながら立ち上がる太宰さんの顔は血が滴っていた


「手前…深手じゃねェか」

「あの触手…実に不思議だ、異能力無効化が通じない」

「馬鹿な…ありえんのかそんなこと」

「私の無効化に例外はないよ…Aちゃん、何か知っていることは？？」




正直ラヴクラフトの操るあの触手は原作でもいまだ明かされておらず謎のままだ



それに加え、あの不死身気味た体、そもそも人間なのかすら分からない




「…はっきりいえることは、こいつは不死身に近い存在で、あの触手は
異能力ではないという事です




それ以上はわかりません」

「思いだせねぇんじゃなくて？」

「分からないの、開かされてなかったから、正体も不明」

「なるほどねェ…」




中也ちゃんは少し楽しそうだ、わくわくしている顔も可愛い、あれ？通常運転戻って来たね((




「異能力じゃねェなら、ありゃなんだ」

「仕方ない、懐かしのやり方で行こう…



作戦コード、恥と蟾蜍は？」

「あ？ここは蓮司の外に雨か、造花の嘘だろうが…」

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