推し55 ページ22
目から血のような赤い液体を流しながら必死に人形を守ろうとするA
「二人…とも、逃げ……」
目を真っ赤に染めながら何を見ているのだろか、二人とはだれか、誰を守ろうとしているのか
今Aが何を見ているのかは到底予想はつかねェが…
「さっさと戻ってきやがれ馬鹿野郎!!!朝俺をぶった弁解ならまだ聞いてねぇぞ!!!」
そういって人形をもっている方の手を思いっきり蹴り上げる
そのはずみに人形は彼女の手から離れ、ぽとりと、地面に落ちた
「異能力…人間失格!!」
糞鯖がすぐさま無効化させると、Aの目には光が戻り、ぐらりと崩れ落ちそうになった
「おっと…」
「中也ちゃん…ごめん」
「何やってんだよ馬鹿」
そういうとAはふらふらとQの前に行く
「呪ってやる…呪ってやる…呪ってやる…」
呪文のようにぶつぶつと唱えているQをAは無言で抱きしめた
「呪ってやる!!!!」
「Qちゃん…話はまだ終わってない、最後までよく聞くんだ」
AはそういってQを抱きしめる力を強める
「私は確かに言った、君は”神様”には嫌われていると
私は言っていない、”私”が君を嫌いだとは…」
AがそういうとQははっと息をのんで目を丸くした
「”神様”に嫌われていようが、誰に嫌われていようが、少なくとも”私”は嫌いじゃないよ、Qちゃん
よく頑張ったね」
その言葉を最後にQの目からは大きな涙がぽたぽたとあふれ、彼は声を押し殺して泣いた
◇
「太宰さん…」
「分かってるよ、全く回りくどいやり方過ぎるよ君は」
「すみません…」
2人が止めてくれるのを信じて犠牲を承知で人形を破いた
これから対戦する彼ら
あれ…?
「誰と…戦うんだっけ……」
「ん?」
「は?」
Qちゃんを奪還するまでは覚えている、だがそこからの記憶がさっぱりない
たんに忘れただけか?いや、大切なシーンだったはずだ、忘れるわけがない
どういうことだ?記憶が消されている??
いや、消えてきている??思い出せなくなってきている???
「落ち着け、A」
「中也ちゃんどうしよう、思い出せない」
「誰と戦うか分からくても、誰かと戦うとこはたしかだろ」
中也ちゃんはそういうと太宰さんと私を見て
「それだけで十分だ…だろ?」
その一言に太宰さんは大きくうなずいた
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琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» わぁお 真逆の同じ身長w (2020年5月27日 5時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 琥月(こづき)さん» あwちなみに私も同じですwww (2020年5月26日 6時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» そして主人公ちゃんと身長が同じです(笑) (2020年5月25日 21時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 琥月(こづき)さん» 愛を叫ばせてるだけです!!それは嬉しいですねありがとうございます!!!! (2020年5月25日 21時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» 主人公ちゃんのキャラ好きです! (2020年5月25日 21時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月19日 18時