検索窓
今日:1 hit、昨日:39 hit、合計:101,467 hit

推し45 ページ12

「Aお姉ちゃん!!」

「おっとぉ…、やぁQちゃん、元気にしてた??相変らずかわえぇなぁ」

「えへへ〜、太宰さんの新しいお友達とも遊べてAお姉ちゃんにもあえて…今日は本当に嬉しい一日だなぁ〜」



横を見ると敦君が目から血のような赤い液体を垂れ流しながらうずくまっていて、事務員の春野さんとナオミちゃんが倒れていた




「消えろ…異能力、人間失格!!」




ベンチの下に落ちていたQちゃんの人形を掴んでは異能を使う太宰さん



ガバッとQちゃんは私に抱きついてくる



「ねぇ、お姉ちゃん!次はいつ遊べるの??」

「今日は忙しいから駄目だねぇ…でも近々また会うことになるよ」



そういって私の腰に抱きついてくるQちゃんの頭をなでる




「カミソリで切った所は痛くない??」

「うん!!もう血は止まったし!優しいね、お姉ちゃん大好き!!」





は?可愛すぎか??殺す気か??





その時、列車が汽笛を鳴らした





「もう時間の様だね…Qちゃん」

「は〜い」



そういってQちゃんは私から離れて電車に乗り込む





「太宰さんの新しいお友達って壊れやすいんだね!!でもいいんだ!!太宰さんを壊す楽しみが残っているのだもの!!



僕を閉じ込めたお礼に、いっぱい苦しめて壊してあげるねぇ〜」

「次は封印などしない…心臓をくりぬく」

「また遊ぼうねぇ!!太宰さん、おねえちゃああん!!」





そういって遠ざかるQちゃんにむかって手を振る



天使か、マイエンジェルよ、嫁に来な、迎え入れてやろう((







列車は遠ざかり、汽笛を鳴らしながら見えなくなった



「Aちゃん…」

「Qちゃんを解放した私を嫌いになりましたか??」




太宰さんが私の名前を呼び、何か言いたそうに口を開いたところを制し、こう問う



「いいや??あくまでも森さんの命令だろう??」




これは、少々驚いた



Qちゃんを森さんの命令だったとして開放した私を太宰さんは許さないと思っていたのだが…




「Qは君を傷つけないようだね」

「いいや??最初は苦労しましたよ…死ぬところでした」

「まあ、そうなるよね」




そういって太宰さんはゆらりと後ろをむきうずくまっている敦君を見下ろす




「行くよ敦君、立つんだ」

「僕は駄目だ!!僕はいちゃいけなかったんだ…」

「敦君…」




太宰さんは再度彼の名前を呼んで顔を上げさせる




バチンッと痛々しい音が響いた





パワハラにならないですか?それ…

推し46→←推し44



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (131 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
252人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» わぁお 真逆の同じ身長w (2020年5月27日 5時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 琥月(こづき)さん» あwちなみに私も同じですwww (2020年5月26日 6時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» そして主人公ちゃんと身長が同じです(笑) (2020年5月25日 21時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)
ホウ酸(プロフ) - 琥月(こづき)さん» 愛を叫ばせてるだけです!!それは嬉しいですねありがとうございます!!!! (2020年5月25日 21時) (レス) id: d043e2c381 (このIDを非表示/違反報告)
琥月(こづき)(プロフ) - ホウ酸さん» 主人公ちゃんのキャラ好きです! (2020年5月25日 21時) (レス) id: 28a617331c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ホウ酸 | 作成日時:2020年5月19日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。