マネージャーの好きな人が知りたい【ハイキュー】

好きな人32 ページ34

･


どうしようどうしよう


ドックンドックン


心臓が破裂しそうなほど動いてる


牛島さんの体温


がっしりと掴まれてる腕


太陽とお花の匂い


私今牛島さんの腕の中にいるのか


あれ？


牛島さんの心臓の音もやばい


いや、私の音が凄すぎるだけか…


天｢ちょちょ！Aちゃん大丈夫！？｣


瀬｢おーい！若利！起きろ！｣


大｢Aさんは大丈夫なのか？｣


『だ、大丈夫です！』


話しずらいけど

きっと聞こえてるはず……


ガチャッ


｢｢｢！？！？｣｣｣


鷲｢おー、まだ寝てないのか｣


天｢なんでここに！？｣


鷲｢明日が早いからもう寝ろと伝えにきたんだ｣


大｢すみません、ほら、みんなもう寝るぞ｣


｢｢｢うーす｣｣｣


白｢牛島さんはどうするんですか？｣


大｢うーん、マネさんには申し訳ないけど寝てもらうしかないかな｣


え！まじか、いやまじか

こんな状態で普通寝れる！？

あ、寝てる人いるわ


天｢えーっ、俺が寝たかったー｣


瀬｢お前は少し反省しろ｣


大｢じゃあみんな電気消すぞー｣


パチッ


消した…かな？


本気で動けない…


牛島さんの力半端ないよ


ちょっとだけ…引けるかな…てか暑い


ぐぐぐ…


ダメだビクともしない…


これじゃ熱中症になるんですけど…


牛｢……｣

ごそ


…！？


『う、牛島さんっ』


牛｢すまない。送る｣


『え、どういう…わっ』


グイッと手を引っ張られて

外に出た

す、涼しい

ぎゅっ

『……！？』

手を繋がれた！？え！なんでどゆこと！？


『あ、あの牛島さん…手…』


牛｢……｣


やばい手汗やばいのに更にやばいんだが


牛｢天童は…｣


？天童さん？


牛｢天童はいいのに俺はダメなのか？｣


なっ…

『そ、そういう訳では！それに天童さんは無意識にというか…』

牛｢……｣

離してくれる気配がない


手汗がやばいんだよなぁ…


バレてないといいけど


『あの、牛島さん』


牛｢……なんだ｣


『どうして寝たふりしたんですか？』


牛｢……｣

……？

牛島さんが私を握る手が強くなった気がした


牛｢寝たふりをすれば、まだ一緒にいられると思ったからだ｣


『っ！！』


え、それって


それって！


期待していいですか！？

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