月島、彼女に惚れ込んでます【月島蛍】

#18 花巻side ページ18

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コンニチハ、花巻 貴大です。



今、俺は
俺の人生史上最も焦ってる。









こうなったのは、全部今日のあの時のせいだ。















10月半ばの休日。




春高の予選が近い俺らは、当然部活な訳で。


今日も、朝から午後まで部活だった。




で、キツいキツい部活を終えて、ようやく帰れる！という時





「じゃあ、最後にシャトルラン行くぞ」




の監督の声。




「いや、マジかよ……」

「辛い……」



下がる部員のテンション。





そんな部員を他所に、監督は準備を始めた。







あー、無理だわ






そう思ったところに



「じゃあ、4人で1番回数少なかった人、帰りに罰ゲームね！」

さらりと笑顔で言う及川。



いつもは腹立つはずの及川の言葉で、逆に尻に火がついた。


負けねぇ……




俄然やる気になった俺ら。


ちなみに4人とは、及川、岩泉、松、俺のこと。






今回ばかりは、及川に感謝だわ



















感謝、な。


























「クッソまじ及川死ねよ」

「ぶっふぉｗｗｗマッキー断トツの最下位ー！！！」

「どーした花」

「お前、脚痛めてんのか？」





あぁ、泣きたい。





結果は
トップの岩泉と、20以上の差をつけられて負けた。





罰ゲーム、結局俺かよ……



今日は、とことんツイてない














しかも罰ゲームが鬼だしな。







罰ゲームは
トップだった岩泉が考える事になって、なんとか一安心したのも束の間。



「じゃあ、仙台駅行くか」


え、なぜに




「そこで誰かナンパしてこい」

「ぶっｗｗｗ」

「うわー、岩泉鬼」





……もう、帰っちゃダメですか？





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