月島、彼女に惚れ込んでます【月島蛍】

#12 黒尾side ページ12

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現在、夜の10時頃。




俺は、部屋のベッドに寝っ転がって雑誌を読んでいた。








そして、何気なくページをめくったその時。






ぴろりん



と携帯が音を立てた。





うわ、このタイミングかよめんどくせぇ。


俺は雑誌を見る。




このページは、木兎が……ってか、梟谷か。

木兎が目立ち過ぎてあれだけど、梟谷が特集されてた。




あ、ならいいか。


木兎腹立つし








そう思い、俺は雑誌を閉じてスマホを手に取る。



画面には、

“新着メッセージが1件あります”

の文字。LINEのな。




どーせ木兎だろ。うっせーなマジ。









そう思い、俺はパスワードを打ち込む。




するとそのままトーク画面に飛んだ。












……のはいいが、













「ん゛！？」








俺は思わず、変な声を漏らした。















ねぇ、明日暇？











このバリバリ タメ語のLINEを送ってきたのは








「月、島……？」







そう。この前の合宿で彼女がいることが発覚した、ツッキーだった。

















え、おいマジか。




いつの間に俺らタメ語の仲になった？


つか既読つけちゃってじゃねーか！！









なんて返す…？





あ、人違いの可能性もあるよな。







それこそ彼女とか。














そう考えている間にも、メッセージは送られてくる。






月島：A？

月島：ねぇ









……うぉーーーい！！！！！！！









誰がAだ！！！！




つかAって誰だよ！！！！！







お前の彼女(だと思われる人)じゃねーかよ！！！！！！！！！







思い出したよ！！！！！！！















「リア充爆発…」













そう呟きながら、俺はツッキーにLINEを送った。









人違いも大概にしろよ









そして当然の如く、ノータイムで既読がつく。














月島：あ、

月島：すいません。

月島：とりあえず、忘れろ下さい















……敬語がなってませんよ、月島ｸﾝ





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