【ヒプマイ】俺に飲ませろお前の血【男主】

25. ページ25

･



『…食え食え…』

焼肉店に着いたのはいいが…めっちゃ食べてらっしゃる…
まぁバスブロは育ち盛りだからあれだけど…
帝統は意地でも食ってんなぁ、乱数は笑ってるけど…

肉を焼いてもすぐ無くなる。俺の分がない、
そう思ってたら皿に乗せてくれた

「俺らばっか食っててすいません、俺取るんで…」

いち兄いいこ。
撫でたくなる

『ありがとね、でも俺は大丈夫だから遠慮なく食べてよ』

「えーと…タン塩と鳥！」

『てめーは何勝手に頼んでんだ！！』

個室でよかった。
ここの店結構いい所だから肉が一つ一つ高いんだよな…。
俺が取ろうとしても乱数が意地悪して取らせてくれねぇし
帝統が秒で取ったりじろーと三郎が取り合いしたり…
食べれないじゃん。

そして数時間。

「美味かった…」

「もう食えねぇ！」

『もう食わなくていいんだよ馬鹿かよ』

会計をしに行く。普通に10万行くんだよね、つらい。20万ギリギリ手前だったな…今日は…

「…札束…」

「あれいつも持ち歩いてんのか…？」

と帝統とじろーは呟いていた
…腹減った

『ごめん、コンビニ寄らせて』

「えーなんでー？」

『なんでじゃねぇだろ、腹減ってんだよ』

「あんなに食べたのに？」

『俺は食べてねぇんだよ！！』

ケラケラ笑う乱数を見ながらそう言いコンビニに寄った
…ツナマヨとサンドイッチ…缶コーヒー……ホット、の三つを買った
車を運転しながら食べる。うん、安定の美味さ

間違えてホット買ったけど…意外と熱い

『あつっ…』

「…大丈夫っすか？」

『え？あぁ、大丈夫。少し火傷しただけだから』

舌を軽く見せるとじろーは顔を真っ赤にしてそっぽを向いた
可愛いヤツめ。好きにはならないがな。

そして3人を家に送って家に帰った
いやぁ…疲れた

「お風呂〜」

『まだ入れてねぇよ』

「え…なんで…？」

『オメーらが外食行こうだのなんだの言うからだろ！』

「はは、そんなに怒んなーいで」

絶対俺で遊んでる…腹立つなぁ…

その日は風呂に入って寝かせた。
あいつらはベッド、俺はソファ。 ソファ生活も結構辛い

26.→←24.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す