生意気と後輩(7) ページ34
五人で高専に到着すれば、ばったり悟と傑に出会った。
傑「お疲れ、七海は大丈夫かい?」
七「はい、問題ありません」
硝子は先に病院の方に行ったらしく、帰ってから七海は診てもらうようだ。
悟「あー、A」
部屋に戻ろうとしていたAを悟が呼び止める。
悟「見たいって言ってたやつ…録画した」
『あれ、録画なんて知ってんの?』
悟「馬鹿にしてんのか」
そう言いつつも、録画機能は傑から教えてもらった悟。
傑は知らなかっただろと内心思いながらも、声には出さなかった。
『じゃあ風呂はいったら見るわ』
悟「ありがとうございますだろ!」
『あ、潔高も観に来るか?』
悟の言葉を無視して、伊地知に視線を向けるA。
突然振られた話。そして名前呼びに、伊地知はとても驚いた。
固まる伊地知に、A興味ねぇならいいわと歩いていってしまう。
それに慌てて伊地知は「是非観させてください!」とAの背中に向かって言った。
『風呂出たら集合な』
悟「なんでいつの間に仲良くなってんだよ!!」
悟の叫び声を聞きながら、伊地知は口元を緩ませていた。
気づけば胃の痛みはどこかに消えていた。
_____…
2018年
伊「お疲れ様です!」
『あれ、潔高が迎えとか珍し』
伊「ちょうど時間が出来たので」
伊地知の言葉に「時間できたなら休めばいいのに」と言うA。そんな彼に伊地知は笑った。
伊「海外はどうでした?」
『飯が合わねぇ』
後部座席に横になるのは昔と全然変わらない。身長が伸びたせいか、足を折り曲げ方が少しだけ窮屈そうだ。
『寿司食い行こ』
伊「え、何処へ?」
『銀座』
伊「銀座!?」
『先輩が奢ったげる』
五条さんもだが、稼いでる人は違うなぁ…と伊地知は思った。
『美味いもん食って長生きしろよー』
そんなAの言葉に、つい笑ってしまう。
伊「有難くご馳走になります!」
久々に会った先輩は、やっぱり全然変わっていない。
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いや、長く書きすぎた(笑)
6話飛ばして更新してました…すみません
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涼羅 - 最高すぎます! 夢主くんの不器用な優しさが大好きです!このまま全員で幸せに暮らしてくれー…(;;) (11月6日 20時) (レス) @page34 id: e29423faae (このIDを非表示/違反報告)
mami(プロフ) - すごくすごくすごく面白かったです!!!! (2023年2月20日 1時) (レス) @page34 id: a8940d6b3a (このIDを非表示/違反報告)
M - ハピエンサイコーです!!!!面白かったです!! (2022年11月9日 22時) (レス) @page34 id: 4b18ae76aa (このIDを非表示/違反報告)
来世はマカロニになりたい - めっちゃこの小説大好きです!!!番外編とかちょー好きです!!!!!!! (2022年3月27日 18時) (レス) @page34 id: ce524a8807 (このIDを非表示/違反報告)
moo(プロフ) - 最高に面白くて良かったです! (2022年2月6日 12時) (レス) @page34 id: 8c70df45d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アコ | 作成日時:2021年2月27日 3時