白情【宮侑】 (ページ42)

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41話ページ42

学校には毎日行った。

避けられたり、噂をヒソヒソされたりと心が傷つくことが多かった。

酷い時は呼び出しやあからさまな嫌がらせをされた。

人気の双子だから仕方ない

でも、なぜだか嫌な気持ちよりも不思議に思う気持ちが強かった。

麻痺してるのかな…私

周りがどうしてそういうことをするのかという不思議、自分が不思議に思っていることへのなぞ

そういう事をいつも以上に考えていたからか、お昼御飯を忘れてしまった

いつもは誰もいない所で1人で本を読みながら食べている

行儀が悪いけど、たった1人の時間だからついやってしまう

「あーあ、至福の時間が…。食堂行こ…。」

本をまた読むようになってから、私は落ち着いた気がする

この前までは侑にどう別れを切り出すかで頭を悩ませていて全くと言っていいほどだった

ガヤガヤ…

「っ…やっぱり人多いな…」

人に押されながらも頑張って注文する

「は？なんでお前ここおんねん」

「えっ」

1番出会いたくない人に出会ってしまった