検索窓
今日:36 hit、昨日:5 hit、合計:93,121 hit

39話 ページ40

あーあ、すっごく憂鬱な気分だ…




「75日って長くない?」



あの事件が起こったあの日



私は自分で早退を希望した



今までの私ならほぼ確実に考えないことだ




いや、正確に言うと考えていなかった




「無理しておってもしんどいだけやろ。今までそれで失敗してきたんちゃうん。」



「う…それはそうだけど…。なんか逃げたみたいに…」




「せやから逃げてええて」




そう言い急に立ち回り出して手に取ったのは私の荷物





新発売と大きく書かれた可愛いパッケージのグミだった




「これやるからはよ帰れ」



「え…」



「このグミめっちゃうまいねん」




「じゃあ尚更悪いしいいよ」



ハァ〜と大きなため息



「もうええわ、はよ帰り」



「ちょ、ちょっと!治君!?」




そう言って無理矢理追い出されて今に至ったわけだけど…



「治君って結構不思議くんなんだなぁ」




ことわざを急に言ってきたのも



よくわからないお気に入りのグミを渡してきたことも



「なんで…?」



もう部活も終わっている時間だろうし本人に聞いてみようとスマホを手に取ろうとしたその時ーーー

40話→←38話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
145人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 宮侑 , 稲荷崎   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:(名前) | 作成日時:2020年5月3日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。