My sweet girl. ページ25
最近、モトジロウはずっと徹夜で研究に勤しんでる。
ぶつぶつ云い乍らパソコンに向き合っていたり、かと思えば、妙な器具で変なものを弄り回していたり。いつも通りと云えばいつも通り。
ただ、いつもと違うのは、何をしてるのか一切教えてくれない事だった。
何時もなら、私が「何してるの……?」って聞いたら、めちゃくちゃ明るい顔に為って、「此れはこれこれこういうもので」と長々解説してくれる。うざい。
なのに。
「ねぇモトジロウ……何してるの……?」
「……別に。メアリーには関係ない事だよ」
どういう訳か、素っ気なく返されてしまう。
もしや、人に云えない怪しい何かを……?
いやいや、モトジロウだしそういう事は無いだろう。じゃあ、一体?
悶々と悩みながら、いつの間にか数日が過ぎていた。
モトジロウは相変わらず、一人で何かやっている。
ガシャン!
モトジロウの部屋から、ガラスの割れるような音がした。
「モトジロウ……!?」
私は彼の部屋の扉に駆け寄った。鍵が閉まっている。
中で一体何が?私は扉を叩き、モトジロウを呼んだ。
「モトジロウ……!何かあったの……!?返事して……!!」
ガチャリ、と扉が開いた。
目の下にくっきりとした隈を作ったモトジロウが出てきた。
「……どしたの、メアリー」
「さっき……何かが割れる音がして……」
「ああ、栄養ドリンクの空き瓶落として割っただけだよ。ところで、今日って何日?」
「え……?えっと……3月13日……」
私がそう告げると、モトジロウは驚いたような顔になり、部屋の方へ駆け戻って、また中に閉じこもってしまった。
「モトジロウ……!?」
何だか様子が変だ。
何かあったのかな……?
Your smile is a pearl!!→←異能少女 まじかる☆まりあ
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13 - メアリーさん(ちゃん?)可愛いです。きゅうーんてするです。かじーさん羨ましいのです。 (2016年10月22日 13時) (レス) id: 47ed984e80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キューブ | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月16日 19時