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黒尾「…大丈夫か」

A「…う、ん」



夏樹くんが出て行った出口を見据えたまま聞くと、

消えそうなくらい小さな返事がした。



日向「ナツキさん⁉スゲーな今の人!医大だってよ!」

月島「君には無理なとこだね」


日向「んだとコラァァ!」




握った小さな手が、小刻みに震えている。



月島「…何かあったんですか」



ツッキーが震えるAを見て、ぽつりと聞いてきた。



黒尾「あー…チョット、な。

  …今の、Aの兄ちゃんなんだわ」


木兎「えー!そうなの⁉スッゲー偶然!」



この言葉に驚いたのはもちろん木兎だけではなかったが、


木兎「え、てかなんで言わなかったんだよ!」

灰羽「そうですよー!なんで会わないんです?」


赤葦「2人とも、デリカシーないですよ」


赤葦が一括して黙らせた。

この時ばかりは、赤葦に感謝する。


Aが、小刻みに肩を震わせながら、

腰回りに抱きついてきた。


黒尾「…木兎、悪ぃな。今日はここまでだ」



Aを抱き寄せて、体育館を後にする。




後ろから、



木兎「えー⁉なんだよ黒尾ー!」



木兎の騒ぎ声が聞こえ、



また、



赤葦「木兎さん、すみません。…俺もこれで」




赤葦がそう告げる声と、




赤葦「黒尾さん!」




俺たちを追いかけてくる、音が聞こえた。

…3→←【わだかまり】



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カカシ(プロフ) - maria20041121さん» ご覧頂き、ありがとうございます(*´˘`*)ご期待に添えられるよう頑張ります(*´˘`*) (2019年12月10日 13時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
maria20041121(プロフ) - 国見ちゃんがいいです!笑 (2019年12月9日 23時) (レス) id: d63426a4a9 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - 国見ちゃん!!ツッキー来るか?!と思っておりました!ハイスピード更新お疲れ様です! (2019年12月8日 22時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)
カカシ(プロフ) - みーこさん» みーこさん、いつも見てくれてありがとうございます。これからもよろしくお願いします(*´˘`*) (2019年12月8日 7時) (レス) id: 0f83681d36 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ(プロフ) - わああスガ( ; ; )切ない...毎日の更新ありがとうございます! (2019年12月7日 23時) (レス) id: a2ff188f3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カカシ | 作成日時:2019年12月4日 9時

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