【ハイキュー!!】これを愛と呼ぶなら。#6

…5 ページ22

_________


菅原「……んー……」


5限が終わって、机に突っ伏する。




_________…言えない、よなぁ…







"応えられない…って感じで"






Aの言葉が頭に反芻する。








気づいてしまった。







俺のこの気持ちは、ただの一方的な押し付けなのだと。


澤村「どしたスガー」


大地が、前の席に座って、俺の机に肘を置いた。



菅原「大地ー、俺失恋したかも…」

澤村「なに、A?フラれたの」


菅原「まだ告ってませんが！」



ちなみに、俺がAのことが好きなのは、

3年連中＋2年(− 田中・西谷)にはとっくにバレてる。



菅原「なー、"好き"ってどーゆうことだと思う？」

澤村「なんだよ、いきなり」



小さく溜息をついて窓の外を眺めると、

6限が体育らしいAが丁度外に出てくるのか見えた。



菅原「いやさー、Aがさー？

　 "好き"が何か分かんないって言うからさー」

澤村「へー、Aがそんなこと言ったのか」



大地は、んー、と少し考えたあと、



澤村「Aの性格だと、"この人のために何かしてあげたい"

　 って気持ちは普遍的にあるだろうしなー」




と、腕を組んでいった。




澤村「無難に、"キスしたいか、できるか"とかじゃないか？」


菅原「キスねー…」








もし、







もし、







それを君に聞いたとして。









返ってくる名前は、俺がいい_________…









なんて。









_________…思うのは、わがままなのかな。

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