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A「ふわぁぁ〜疲れたｯｯ！！」
ベッドに、ぼふんとダイブする。
右手に握る携帯、ディスプレイには"黒尾鉄朗"
嬉しくなって、顔がにやける。
もう、会えないんだと思っていた。
あの時はまだ、2人とも携帯なんて持ってなかったから。
突如、携帯が震える。
A「___________！」
まさに、待ちわびていた人物からだった。
A「も、もしもし！」
黒尾〈よぉ、おつかれさん〉
電話を通すと、余計低く聞こえる声にドキッとする。
A「無事東京ついた？」
黒尾〈あぁ、ついた。んで、今さっき風呂入ってきた〉
A「まさか会えるなんて思わなかったから、びっくりだよ」
懐かしい話が絶えない。
久しく聞いた声に胸がきゅぅっと締め付けられる。
黒尾とは、6歳の時から、ずっと一緒だった。
___________
今の鉄ちゃんはよく喋るけど、
昔は人見知りが半端なかった、なんて多分誰も信じない。
A『ねぇ、君もバレーボールやる？』
黒尾『⁉』
公園で、兄さんとバレーをしていたら、
ブランコに座って、こっちをじーっと見てくる子がいたから、
声をかけたらドン引きされた。
A『あたしA！きみは？』
黒尾『え…』
A『きみの名前！なんてゆーの？』
黒尾『…て、つろう』
ブランコの支柱に隠れて、
ボソッと、その子は名乗った。
A『ん！じゃあ鉄ちゃんもバレー、しよ？』
んっ、とボールを差し出すと、
おずおずと鉄ちゃんは近寄ってきて。
黒尾『…A、ちゃん』
A『…！ｯえへへ』
これが、私と鉄ちゃんの初めての出会いだった。
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あづ - クロのセリフで「酸素を回せ」が抜けていると思います。急にすみません。 (2019年12月13日 23時) (
レス) id: a7b80352aa (このIDを非表示/違反報告)
みさお - 続編！まってました！！！スガさんすき！ (2019年11月10日 11時) (レス) id: c0cfdfe5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カカシ | 作成日時：2019年11月10日 11時
