59話*関節キス ページ13
「ふぃ〜…」
お風呂を上がり、髪を肩にかけているタオルでクシャクシャと拭きながら、リビングに入った。
シンタローがスライド式携帯をいじりながら座っているソファの隣に座る。
カ「A、アイス食べる?」
「あ、うん頂戴」
カノが冷凍庫を開けながら私に聞く。
すると二個持って私の所にきて、アイスを前に突き出した。
カ「右は僕の食べかけ、左は新しいの。さて、どっちをとる?」
「ふざけるな、左をよこせ」
私がそう言うと、カノは「ちぇっ」といいながら、スプーンとチョコカップのアイスを渡した。
私はカップを開けて、アイスの乗ったスプーンを口に運ぶと、横にいるシンタローがこっちをチラッと見た。
「…食べたいの?」
シ「別に……」
そっけなく言われる。
絶対食べたいだろっ!
「はい、あーん」
ちょっと笑いながらスプーンをシンタローの前に持っていくと、案外すんなりと食べたので私は驚愕した。
シ「ん……さんきゅ」
私のずっと前に風呂に入ったシンタローの頬が、ほんのりピンク色になった気がした。
「ふふ、シンタロー何聞いてんの?」
シ「音楽、聞くか?」
「お、ありがと」
シンタローがイヤフォンの片方を私に渡す。
それを左耳にはめると、機械音が流れてきた。
すると、高い声が耳に入る。
エ「ご主人!関節キスですよ!あのAさんとの関節キs」
プツッ
エネちゃんの声が、音楽と共に切れた。
シンタローの方を見ると、顔は真っ赤だった。
そんなに恥ずかしかったのだろうか…
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MOMO☆ - カノさいこーー(≧∇≦)更新ヨロシクですm(_ _)mカノとくっつくの待ってますWWW (2014年8月22日 13時) (レス) id: da674a851d (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - すっっっっごく面白いです!早くカノとくっつけちゃってくださいっw (2014年4月22日 19時) (レス) id: f6342a250f (このIDを非表示/違反報告)
修愛(プロフ) - めっさ面白いです!更新楽しみです! (2014年3月25日 13時) (レス) id: b786643bfa (このIDを非表示/違反報告)
夜桜月(プロフ) - 面白いです!更新頑張って!!!待ってます☆ (2013年8月1日 10時) (レス) id: 56a6c8c094 (このIDを非表示/違反報告)
ネル(プロフ) - 続き更新しないんですか?お願いします!! (2013年6月9日 14時) (レス) id: ecc178ec1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:木戸栞 | 作成日時:2013年1月1日 16時