【カゲプロ】もう、笑えるよ…【カノ】

58話＊痛くなかった ページ12

キ「……A、ちょっとこっちこい」


「……うん」


キドが、自分の横を向いて指さすので、私はそこに正座で座った。

今度は目もあわせてくれるし、口調も心なしか柔らかかったから、怒ってないのかな…？


キ「……悪かった」


「え？」


キ「だから、悪かったよ。俺も」


優しく、なお眉を垂らしながら言うキド。


すると、キドは私を優しく抱き寄せた。


キ「あのキーホルダーが、そんなに大切な物だと知らずに軽いこと言ってごめんな…」


キドは私の背中をポンポンと叩く。

一瞬両親のことを思い出して、涙が出そうになったが、なんとかこらえた。


「……痛かった？」


私は顔を上げてキドの頬にはってある湿布を触る。

キドは腑に落ちないような顔をして、こういった。


キ「…ちょっとな」


「私どんだけ威力強かったんだろうね」


キ「俺より強かったぞ」


「それはない」


目を合わせながら会話して、自然に２人で笑いあう。


私、やっぱりここに居たいのかもしれないな。



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どーも！栞です(´･ω･`)

皆さん全然更新しなくてすいませんでした！

ちょいと忙しくて……まじすいません。


それに、たくさんのコメントと評価ありがとうございました！

これからもたくさんあると嬉しいです(*´∀｀)

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