舐めろ * ページ10
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万次郎「それは、俺以外の男と
キスしてえって言ってんのか?」
『ち、ちが……』
さっきまで無だった目の奥に
苛立ちが生まれるのを見て、
さっと血の気が引く。
そうじゃなくて、キスしていい代わりに
噛むのをやめてほしいだけなのにー!
万次郎「……オマエのここは俺だけのもんだって、
何回言ったらわかるんだ?」
殺気の滲む視線は私の唇にしか注がれておらず、
思わず後退りした。
やばい。これはやばい。
確実にお仕置きコースだ。
誰か助けて……!!
万次郎「なあ、何回言ったらわかるんだよ」
とうとう足の力が抜け、
地面にへたり込んでしまった。
狂気を孕んだ瞳が追い掛けるように
私の顔をじっと見下ろす。
そして、
万次郎「……舐めろ」
一歩詰められて、
万次郎の腰が目の前に立ちはだかった。
あまりの恐怖に涙を浮かべながら
突然の命令に戸惑う私に、
万次郎は優しく笑いかけた。
笑顔が何よりも怖い。
万次郎「Aの口で、舐めてって言ってんだよ?
俺の言うこと聞けるだろ?」
『……ひ、ひゃい……』
王様の命令は絶対だ。
怒らせてしまったのなら、
機嫌が治るまで許しを請わなければならない。
ぷるぷる震えながら、
泣く泣く彼のズボンに手をかけたのだった。
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東卍京 - 梵天の作品はやっぱりいいですよね。 (10月31日 17時) (レス) @page35 id: cee3cd750d (このIDを非表示/違反報告)
清花。(プロフ) - シーチキンさん» ひいい!って叫びたくなりますよね(゚∀゚)笑 (2021年10月12日 11時) (レス) id: cf6bd6deb7 (このIDを非表示/違反報告)
シーチキン(プロフ) - 最高すぎて!!!!蘭ちゃぁあーん!! (2021年10月11日 18時) (レス) @page43 id: 05900c9320 (このIDを非表示/違反報告)
清花。(プロフ) - YULA.さん» 初めまして!ゾクゾクしていただけて嬉しいです〜!!頑張ります!! (2021年10月10日 9時) (レス) id: cf6bd6deb7 (このIDを非表示/違反報告)
清花。(プロフ) - あやさん» 嬉しいですすすす!!頑張ります!! (2021年10月10日 9時) (レス) id: cf6bd6deb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:清花。 | 作成日時:2021年9月16日 18時