犬系女子と飼い主系男子【梵天】

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『は、はるち！？』


三途「ここか？辛いとこ」


『……っ、や、何するの』


三途「今楽にしてやる。声出すなよ」


『い、痛いのやだ、』


三途「痛くねぇよ」






ゆっくり、押し付けた膝を動かす。



擦りあげられるたびに自分じゃない声が
出そうになって、必死で口を押さえた。



恥ずかしくて死にそうなのに、
何でか気持ちよくて、
知らないうちに自分から腰をすり寄せてしまう。






『あっ、……はぁ、ん……』






だんだん熱いものが込み上げてきて、
慣れない感覚に怖くなり三途の肩にしがみついた。



ビクッと身体が震え、
一瞬頭の中が真っ白になった。



一気に身体が熱くなり、
感じた事のない快感に支配される。






『……ふぁ……』


三途「ちょっと楽になったか？」






腕の中で震えながら、熱い吐息をこぼす。



……昂った気持ちが落ち着いていく。



疼きが収まりさっきほど辛くはないが、
ぶわっと火が出そうなくらい真っ赤になった顔を
三途の肩に埋めた。






『……は、はるちがえっちすぎる』


三途「全然足んねーわバーカ。

本物のえっちがどんなもんか教えてやろうか？」


『な、な、なに言って』


三途「オマエが痛がってよがってんの見てーなあ」






食われる！！



この日、私は狼の怖さを身をもって
思い知ったのだった。







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