第2話 ページ3
「……で、そしたら金田一が男の人に壁ドンしちゃって」
『うわぁソレはある意味事故』
先生と雑談しながら、帰り道を歩く。
先生は時々笑みをこぼす。
『ね、国見』
「なんですか?」
『手……繋ご?』
「……はい」
自分が好意を抱いている相手にこんな事言われて、断れるヤツなんているわけ無い。
そう思いながら、手を絡める。
俺は、五宮先生が好きだ。
先生も俺を好きだと言ってくれる。
―――でも、それは本気じゃないって知ってる。
先生には、俺の他に恋人がいる。
俺より年上の
先生の本命はその人だ。
つまりこの関係は、不倫関係にあたる。
俺は先生の本命じゃないから当たり前だけど、
クリスマスイブや何方かの誕生日も、
一緒に過ごせない。
優先されるのは、本当の彼氏。
俺は所詮、先生にとって2番目の彼氏なんだ。
『……電車の時間まであと15分か…。ちょっと急いだ方がいいね』
先生が腕時計を見ながら言う。
あぁ、もうそんな時間か。
早足で駅へ向かう。
俺は駅があまり好きじゃない。
先生が帰ってしまう場所だから。
でも、時計は気にせず時間を刻む。
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ねじる(プロフ) - 舞桜@毒占欲さん» マジですか!いいですよねファーストレディー!ありがとうございます!!本当に嬉しいですっ、頑張ります!! (2019年11月17日 19時) (レス) id: 2befed96be (このIDを非表示/違反報告)
舞桜@毒占欲(プロフ) - え、え!作者様もファーストレディー好きなんですか?私もです!しかもハイキューとコラボなんて最高じゃないですか!国見君の気持ちが痛いぐらいにわかります…… これからも頑張って下さい!! (2019年11月17日 19時) (レス) id: 6a5d77360e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねじる | 作成日時:2019年11月2日 15時