第12話 ページ13
離れようとしない俺を、先生は何も言わずに受け入れてくれた。
俺が先生を抱きしめ、先生は応えるように背中を撫でる。
そうしたままで時間が過ぎた。
安心感と温もりで包み込んでくれた先生は、次の瞬間、少し戸惑ったような声を出した。
『…？国見、泣いてるの？』
俺の目から零れる大粒の涙に気付いた先生は、表情にこそ出ないものの慌てたように顔を覗き込む。
正直、俺も無意識だった。
無意識に泣いていた。
｢……五宮、先生｣
潤んだ声で好きな人を呼ぶ。
『…なぁに？』
甘やかすような、心配するような声が返ってくる。
なのに。
｢………っなんでもないです｣
先生を前にして、これ以上言えなかった。
�爐海鵑紛譴靴�て辛い、醜い気持ちが、こんなに傷つくものが恋なんですか？��
そんなこと、聞けなかった。
もしそうなら、今のように、ただ泣いて縋ることしか相手の気を引く方法が分からない。
まるで幼い子供みたいな考え方。
そうだと頭で分かっていても、自分が幼稚だと自覚するのが怖かった。
1度開いた口を閉じ、俺は声を押し殺して泣いた。
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ねじる(プロフ) - 舞桜＠毒占欲さん» マジですか!いいですよねファーストレディー!ありがとうございます!!本当に嬉しいですっ、頑張ります!! (2019年11月17日 19時) (
レス) id: 2befed96be (このIDを非表示/違反報告)
舞桜＠毒占欲(プロフ) - え、え!作者様もファーストレディー好きなんですか?私もです!しかもハイキューとコラボなんて最高じゃないですか!国見君の気持ちが痛いぐらいにわかります…… これからも頑張って下さい!! (2019年11月17日 19時) (レス) id: 6a5d77360e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねじる | 作成日時：2019年11月2日 15時
