【HQ】目が覚めたら悪女の第１子分だった件

【短編】HQ学園の桑原さんはランチタイム！【登録者様100突破記念】 ページ14

野「…桑原…飯行くよ…」




『う、ういっす』





うーむ……愛花殿の機嫌がめちゃんこ悪い……



ま、いっかそんなの。





HQ学園にはある特徴がある。





ズバリそれは





お金持ち専用の学校だということ！！




桑原家はその中でもトップクラスの金持ちだけど





周りの人たちだってそれに勝るとも劣らないレベルなのだ。






だからこそ





学食はアホほど豪華なわけで






『め、





メニューガヨメナイ………』






何これフランス語！？





治「お、どうしたん桑原」



『お、



オサムクン………』




真っ白なテーブルクロスがひかれた長机の



私の隣に座ってきた治くん。





『私、一生庶民のままでよかった………』



治「……何言うとんねん……」




しばらくすると




メイド服姿のウェイトレスさんがやってきた。




メ「桑原お嬢様、何いたしますか？」




『え、えっと』



メ「では“いつもの”でよろしいでしょうか？」



『へ…？




は…い…』




スタスタ歩いていくウェイトレスさんの背中を見つめていると




治「いやー……



やっぱ桑原は金持ちやな………」





治くんがポツリと呟いた。



『え、



なんで？』




治「やっておまえの“いつもの”って









総額100万するスペシャルランチセットやろ？」






私が卒倒しそうになったのは言うまでもない。

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