男子系女子の日常。6

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渡辺

一世一代の告白を断られたものの、Aから「好き」と言われ、両想いがわかった佐久間はニコニコが止まらない。



深澤「え、ねえ、佐久間、お前今、断られたんだよ？？」




佐久間「でも、俺とA両想いだもんね？

俺、もっと頑張る。有名になる、誰にでも認めてもらえるくらいデカいやつになる。

そしたら、Aをまた迎えに行く。

世間はAが恋愛することはきっと喜ぶけど、相手が俺となれば、誰だよとか言われる。

俺は何を言われても良いけど、これでAはきっと傷つく。」


A「違う、Aが実力不足だから、あんたみたいなのにはさっくん渡せないって言われるの……」



佐久間「やめろ、お前もっと自信持て、絶対に迎えに行く。

たくさんの人がお祝いしてくれるように、お互いに頑張ろ？
佐久間じゃ敵わない、Aじゃ敵わないって言われるくらい大きくなって、みんなの前でチューしよう？」




A「なんで約束の最後が『ちゅー』なの……笑」



佐久間「んはっ、だめ？笑笑」



A「、、ダメじゃない笑笑」



ラウール「てことは、Aちゃんと佐久間くんは【友達以上恋人未満】てこと？？？」



目黒「恋人になることが確約されてる恋人未満とか初めて聞いたんだけど笑笑」



佐久間「明日にでも事務所に報告に行こ、結婚を前提に付き合うつもりだって、世間に認められるまでは、2人でデートにも行かない、絶対に撮られないって。」



Aは根も葉もない噂で何度も撮られたことがある。世間もAちゃんに限ってそれは無いって大事にはならないんだけど、Aとしては、胸が痛むらしい。


本当に撮られない自信が無いから、Aはなんだか浮かない顔をしてる。


佐久間「大丈夫！！俺ら今まで撮られてないし！デートには行けないし、イチャイチャもなしだけど、今までと俺らの距離感変わんないよ？」


宮舘「そもそも2人距離感近かったしね」



A「……だい、こんな私ですが、よろしくお願いします。」



Aの返事に、佐久間はパァっと顔を明るくして思いきり抱きしめた。


ここで、照の手にあったスマホが撮影終了の音を鳴らす。

これがいずれ使われることを、この時は知らずに終わった。

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