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13話 ページ14

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えっ…

ん????

推し…???お…推し!?!?!?

目の前に推しが居るという事実にフリーズしてしまった。目の前の推しもぶつかってきたやつが泣いているとは思ってなかったのか固まっている。

侑「あ、だ、大丈夫ですか」

『え、あっ、はい』

そして彼の口から出てきたのは心配の声。え、ほっとかないの?しかも敬語?

そして私の頬を見て再度目を丸くした

あ、あかん、こんな汚い顔見られるなんて、第一印象詰んだどうしようもうメンタルがあのクソ男め

もう遅いが、慌てて下を向く

侑「保健室、行こか」

『え、あ』

すると腕を引かれた。その間会話はなく、上履きの音だけが響く。

え、今昼休みよな?一人や二人いてもいいんじゃないか

というか待って、今私冷静に考えてみたら推しと手繋いでない?まってまって無理どうしよう

どうしよう手が、手でかい、ごつごつしてるし男らしいなにこれしんどい

突然の出来事にもう頭がおかしくなりそうだった、だってこんなこと推しにされるなんて夢にしか思ってなかったから、もう顔も耳も全部真っ赤だろう

でもダメだ、興味無いフリしないと、しないと…!

『わっ』

侑「着いたで」

どうやら保健室に到着したらしく、扉の前で立ち止まった推しにぶつかってしまった

あかんいい匂いする無理

扉を開けて、そしてソファに座らされた。先生はいなかったようで、推しが救急箱を漁っている

あえ、まって、この流れちょっと…!!

侑「…湿布、貼れんで」

『ちょっとまってください、顔見んといて…』

腕で顔を隠す、ダメだ推しにそんな、しかもこんな顔見られたくない

もう初対面とか作戦とかダメだ、キャパオーバーだ

侑「ええから」

『あ、かん、無理』

嬉しさと恥ずかしさともう頭の中はぐちゃぐちゃだ。なんかわっと色んなことが込み上げてきて逆に泣きそうになってきた

するとろくに力の入っていない私の腕はいとも簡単に解かれて、

目の前には推しの顔

その瞬間頭が真っ白になって、貼られた湿布の冷たさにも気付かないまま

バタンッ

薄れ行く意識の中で、焦った推しの声が聞こえる


ありがとう神様…なん、て…解釈ちが…い…

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塩太(プロフ) - 宵さん» ありがとうございます!ちょっと残念な美人を目指しました、そう言っていただけてとても嬉しいです(*´▽`*)最後まで読んでいただき、ありがとうございました(´∇`) (2021年1月17日 10時) (レス) id: e4c4c562f1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 完結おめでとうございます!美人でオタクってのが面白くて読むのがやめられませんでした笑 (2021年1月17日 1時) (レス) id: c803e6d072 (このIDを非表示/違反報告)
塩太(プロフ) - あみんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです(*´▽`*)応援ありがとうございます!頑張ります! (2021年1月16日 20時) (レス) id: e4c4c562f1 (このIDを非表示/違反報告)
あみん(プロフ) - コメント失礼します!!侑くんが好きな子に素直になれない感じの話大好きなのでいつもキュンキュンしながら見てます!!更新応援してます!! (2021年1月16日 19時) (レス) id: ace2dffc29 (このIDを非表示/違反報告)
塩太(プロフ) - 推しのパンツさん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんは推しに好かれるためには「おもしれー女」になるしかないと思い込んでいるので、それ故のこの鈍感さなのだと思います((ありがとうございます!頑張ります!(*´▽`*) (2021年1月16日 11時) (レス) id: e4c4c562f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:塩太 | 作成日時:2020年12月12日 22時

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