助けて太宰さん。 ページ26
女「着きました」
大通りから離れた所、オフィス街の路地。依頼主の女性が足を止める。
ここが依頼の際に言っていた所…?
おかしい。
敦「なんか…気味の悪い所ですね。」
谷「……おかしい。
本当に此処なンですか?ええと…」
女「樋口です。」
女性の名は樋口。
樋口さんに続けて話す潤くん。
谷「樋口さん、無法物と言うのは臆病な連中で、大抵、取引場所に逃げ道を用意しておくモノです。」
そう。此処は
谷「捕り方があっちから来たら逃げ場がない。」
潤くんが指を指しながら告げる。
『そういう事でしたか。』
樋「その通りです。」
樋口さんは金色のミディアムヘアをサッと束ね、ワイシャツの第一ボタンをぷちりと開ける。
樋「失礼と存じますが、嵌めさせていただきました。私の目的は」
ザワっと心が謎の不快感を叫ぶ。
樋「あなた方です。」
そういいながら携帯電話を取り出し、ピッと誰かに連絡を取る。
樋「芥川先輩?予定通り捕らえました。これより処分します。」
谷「芥川…だって?」
芥川、国木田さんに見せられた写真の人物の事でしょうか。皆が焦りを見せる中、私は耳を澄ます。すると、電話の向こう側から「五分で向かう」との声。
…五分は早すぎる…応援を呼んだところで間に合わない。
樋「我が主の為…ここで死んでいただきます」
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麗(プロフ) - 30ページ 敦を「僕のせいで を は不要かなと思います (2021年4月11日 8時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
一沙 - 夢主、重症と見たり (2020年4月9日 14時) (レス) id: c108e162c7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - 星来さん» ありがとうございます!更新はできるだけ頑張ろうと思っています、一緒にキュンキュンしましょう〜! (2020年3月25日 16時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
星来(プロフ) - 今最高にハマってます…文スト作品の中でここまでキュンキュンしたの初めてですわぁぁぁ更新心から応援してお待ちしてます!! (2020年3月25日 10時) (レス) id: 5ba0477dc2 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - そるてぃーらいちさん» ありがとうございます!妄想にお付き合いいただき感謝です(*’ω’*) (2020年3月23日 19時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぐ | 作成日時:2020年3月13日 1時